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ウィサカブチャー(仏誕節)〜タイの大切な仏教の祝日について

ウィサカブチャー(Visakha Bucha Day、วันวิสาขบูชา)は、タイの仏教の休日の最も重要なものの一つです。

 

なぜ重要なのかというと、それはブッダの生涯の間に起きた3つの重要な出来事の日であったためです。

 

敬虔な仏教国であるタイの休日は、タイの歴史や文化をリアルに感じるチャンスでもあります。

 

この記事では、ウィサカブチャーの日について解説しますので、この日にタイを訪れる方はぜひお読み下さい。

 

ウィサカブチャーとは

仏誕節(ぶったんせつ)と訳されますが、ブッダが

  • コーサラという古代インドの国の王族として生まれ
  • 35歳ですべての迷いを打ち破り、煩悩を離れて悟りを達成し
  • 80歳でやはり古代インドのマッラ国で亡くなりました

この3つが、すべて太陰暦(月の満ち欠け具合をもとにした暦)の6月の満月の日に起こりました。

  • 2018年は5月29日(火)、
  • 2019年は5月19日(日曜なので翌20日は振替休日)、
  • 2020年は5月6日(水)

となっています。

 

ウィサカブチャーの日にすること

ウィサカブチャーの日、信心深いタイの人たちは家族連れで地元のお寺に赴き、

  • 朝、僧侶に食べ物を寄進し(タークバーッ、ตักบาตร)、
  • 寺院に寄付をし(タンブン、ทำบุญ)、
  • お坊さんから仏の教えに関する説教を聞き(ファンタム、ฟังธรรม)、
  • 瞑想し、
  • 仏教の戒律に従うように再確認します。

*お寺や家族によってアクティビティーは異なります。

 

また、たびたび見かける、

  • かごに入った小鳥を放ったり魚を放流したりする(ปล่อยนกプロイノック/ปล่อยปลา、プロイプラー)

これは、生き物を自由にしてあげることで徳を積むというものですが、罪や汚れを解き放つという意味合いもあるようです。

 

そして、この日のハイライトは、全国の主要な寺院で日没後に行われるキャンドルライティング行列です。

敬虔な仏教徒たちが、それぞれ3本のお香スティック、ろうそく、蓮の芽を手にし、時計回りに御堂の周りを3回歩き(ドゥーンウィヤンティヤン、เดินเวียนเทียน)ます。

 

辺りの空気が蝋燭から燃える香と煙で満たされ、とても荘厳な雰囲気を醸し出し、この最も神聖な仏教のお祝いが完成となります。

 

ウィサカブチャーの日に訪れてみたいタイの寺院

ワットプラケオ(Wat Phra Kaew、วัดพระแก้ว) バンコク

エメラルド寺院の通称で知られているワット・プラ・ケオは、1782年、ラーマ1世が現在の王朝であるチャクリー王朝を開いたときに護国寺として建てた寺院です。

敷地内の黄金の仏塔には仏舎利(仏陀の遺骨)が納められています。

ワット・プラ・ケオは王室の守護寺院として建立され、タイで最も美しく、きらびやかな寺院です。

エメラルドブッダが季節に合わせ年3回衣替えします。タイ国政府観光庁

*ワットプラケオはウィサカブチャーの日も営業していますが、エメラルド仏が安置されている本堂は終日閉まっています。

 

ワットソートーン(Wat Sothon Wararam Worawihan、วัดโสธรวรารามวรวิหาร)チュチュンサオ 

ワットソートーンはあまり外国人の間では知名度は高くないのですが、タイ人からもっとも崇拝されている言われているとても神聖な仏像が祀られており、その瞑想している姿の仏像は参拝者から貼られる金箔で常に覆われています。

 

このランナー様式の仏像から金運や健康のご利益を得ようと、タイ各地のみならず中国からも参拝客が訪れます。

 

この仏像には、例えば、足元に生えていた花の花弁を用いた漢方薬を飲んで終末期の病気から回復したというような、奇跡を起こしたという数々の言い伝えがあり、そのご利益にあずかる代わりに寄付をして伝統的な衣装をまとったタイ舞踊のダンサーを雇って踊りを捧げてもらいます。

 

なかなか子供のできない夫婦がここの仏像の一つ、ルアンポーソートーンに祈りをささげると赤ちゃんを授かることができると言われています。

 

ワットドイステープ(Wat Phrathart Doi Suthep、วัดพระธาตุดอยสุเทพ)チェンマイ

ワットドイステープでは、ウィサカブチャーの前夜にろうそくを持ちながらのウォーキングが開催され、約1万人の参拝者がチェンマイ動物園近くのPhra Kruba Srivichai Shrineからワットドイステープまで、約11㎞の山道を夜通し歩きます。

 

年齢やペースにより3~4時間はみておいた方がいいとのことですが、ほとんどの人はお寺のある山頂で日の出を拝めるように、遅くとも深夜0時過ぎには歩きはじめるようです。

 

ウィサカブチャーの朝、山頂の寺院では大規模なタークバーッと儀式が行われます。

 

ウィサカブチャーの日に注意すること

  • とても宗教的な日にもかかわらず、観光客はこの日でもタイのほとんどの寺院を訪れることができます。しかしながら服装やマナーには気をつけてください。
  • 仏教の祝日には、タイの法律で酒類の販売が禁止されますので、バーなどは休業になります。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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