【タイ蝋人形博物館】リアルに表現された歴代の王や高僧たちに会える!

【タイ蝋人形博物館】Thai Human Imagery Museumは、バンコクとナコーンパトムを結ぶ幹線道路沿いにある、タイで最初の蝋人形館です。

タイの歴代の王と高僧を中心に、リアルに再現された蝋人形の数々が展示されています。

この記事では、その博物館について解説していきますので、タイ在住者の方もタイに観光で来られた方もぜひ一度訪れていただき、タイの歴史や文化に興味を持っていただければと思います。

スポンサーリンク

【タイ蝋人形博物館】の概要

タイ蝋人形博物館(Thai Human Imagery Museum/พิพิธภัณฑ์หุ่นขี้ผึ้งไทย)は、伝統的なタイの芸術と文化の保存と継承を目的として、1989年に開館したタイで最初の蝋人形館です。

ドゥアンケーウ・ピタヤコーンシン(Duangkaew Phityakornsilp)という美術家を中心としたグループは、蝋人形で有名なロンドンのマダムタッソー館のタイ・バージョンを作成するというアイデアを思いつきました。

しかし、高温多湿な気候と大気汚染という問題が彼らの前に立ちはだかります。

ドゥアンケーウ氏は10年以上の年月を費やし、伝統的な蝋(ろう)にとって代わる材料を研究し、ついに繊維強化プラスチックを用いてリアルな人形を作ることに成功しました。

繊維強化プラスチックは耐久性があり、蝋よりも柔らかい感触を生み出すそうです。

その後、さらに3年かけてプラ・ラーチャサンワラーピモンというバンコクの高僧の蝋人形を作ることに成功したチームは手ごたえを感じ、この作業をさらに促進させ、博物館プロジェクトとして引き続きタイの著名な人物の人形を作っていくことにしました。

現在この博物館には、タイのチャクリ王朝の歴代の王(1~9世)をはじめ、合計125体の蝋人形が展示されています。

スポンサーリンク

【タイ蝋人形博物館】への行き方

バンコクからタイ蝋人形博物館に行くには、

  • バス
  • 乗り合いミニバス・バン(ロットゥー)
  • タクシーまたは自家用車

の3通りの方法があります。

バスをご利用の方は、南バスターミナル(サーイタイマイ)からナコーンパトム行きのバスに乗ってください。

ミニバスは、パーター・ピンクラオ(Pata Pinklao)を出発してセントラルピンクラオ(Central Pinklao)の前を通ってナコーンパトムに向かう車が利用できます。

博物館はバンコクからナコーンパトムに向かうBorommaratchachonnani Road沿いにありますので、必ず乗車の際、運転手または車掌さんに博物館で降ろしてほしい旨を伝えましょう。

ただし、博物館はこの幹線道路の北側(バンコク方面に向かう車線)に面していて、ナコーンパトムからバンコクに行く途中で立ち寄る方が便利です。

バンコクからナコーンパトム行きのバス・ミニバスを利用される場合、博物館の反対側付近で降ろしてもらうことになりますが、近くに歩道橋がありません。

来た方向に少し戻ると向かい側にEsso(ガソリンスタンド)が見え、その付近に写真のような大通りを渡るための地下道があります。

これをくぐって反対側の車線に出て、再び西(ナコーンパトム方面)に向かって歩いてください。

この狭い地下道は、バイクも車も通りますので気を付けてください!

お車で来られる方は、十分な駐車スペースがあります。

スポンサーリンク

【タイ蝋人形博物館】の展示物

チケットブースは後述の売店付近にあります。

博物館の中に入ると、ラマ6世が所有していたという2頭の黒い馬が来場者を出迎えてくれます。

順路に従って歩いて館内を回りましょう。

1階と2階に、大別して以下の7つのテーマに沿った蝋人形が展示されています。

それぞれの人形の近くにはQRコードがあり、スマホまたはタブレットで読み取ると英語の説明が読むことができ、音声でも聞くことができます。

1.タイの人々の生活

「タイの家族」「帳簿に記入する女性秘書」「新聞を読む男性」「タイのチェス」「休憩する人」で構成されていて、タイの一般人の生活の様子を垣間見ることができます。

2.タイ各地の有名な僧たち

このコーナーでは、タイの名だたる高僧17人の蝋人形で構成されていて、各僧侶の生い立ちや功績などの解説が日本語で読めます。

また、ブッダが弟子たちに説法をしている場面もあります。

3.タイ歴代の王

タイの歴代の王たち

タイ蝋人形博物館ホームページより

ラマ1世から9世まで、チャクリ王朝の歴代の王様が勢ぞろいしています。

ここと、

  • ラマ9世のコーナー
  • シーナカリンタラー王太后(ラマ8世と9世の母)とカンラヤーニワッタナー王女(ラマ9世の姉)のコーナー

の合計3か所では係員が写真撮影してくれます。

撮影は無料で、見学を終えたあと受付で実際に写真を見て、気に入った場合は一枚60バーツ(額縁付きで150バーツ)で購入ができる仕組みになってます。

撮影も購入も強制ではありませんが、これらのコーナーでの撮影は禁止されています。

4.タイと世界の著名人たち

タイのフォークソング王、パイブーン・ブットカン(Khru Phaiboon Butrkhan)と海外の著名人3名

  • マハトマ・ガンジー
  • ウィンストン・チャーチル
  • アブラハム・リンカーン

で構成されています。

5.ラマ5世と奴隷制度の廃止

チュラーロンコーン大王として知られるシャム国王ラマ5世は、タイに近代化をもたらした名君としてその名を現代までとどろかせています。

彼の統治時代、身分の低いタイの人々は奴隷として扱われていましたが、ここでは彼がその身分制度を廃止した様子を再現してあります。

また、鎖で繋がれたアフリカ人奴隷の蝋人形も展示してあります。

6.タイの最も有名な詩「プラ・アパイ・マニー」とその作者

「シャムのシェイクスピア」と呼ばれたスントーン・プー(1786-1855)は、ラマ2世の時代に活躍したタイで最も有名な詩人で、その豊かな才能を見込まれてラマ3世の詩の教師に重用されたりしました。

私生活では酒癖が悪く、何度も離婚をしたり出家先の寺から追い出されたりと波乱万丈な人生を送ったプーですが、足掛け22年、48,686の対句を用いた最長の単一詩「プラ・アパイ・マニー」を完成させました。

この詩は現在に至るまで有名な民間伝承として、漫画や映画の題材にもなっています。

7.タイの遊戯

タイの伝統的な家屋を背景に、子供たちがさまざまな遊びをする様子や、大人たちの頭相撲をする様子など、昔の庶民の姿が蝋人形で再現されています。

【タイ蝋人形博物館】での注意事項

館内は、タイの王様と王女様のコーナー以外は撮影OKです。

蝋人形と一緒に撮影することもできますが、展示されている人形に触れたり、奇抜なポーズをとるなどマナーに反する行為はやめましょう。

【タイ蝋人形博物館】その他の情報とまとめ

博物館周辺には、売店、カフェ、タイ料理屋台、タイマッサージやカラオケなどができる集会所がありますが、けっこう閑散としていました。

しっかりとした食事をしたい人は来館前か後に別の場所でした方がいいと思います。

この地区名物のソムオー(ポメロ)が安く売っていました。
ぜひ食べてみてください。

肌の質感、リアルなシミのある顔、一本一本の髪の毛、しっとりとしたリアルな目と表情。

タイの人々の様々なシーンをかなり本物そっくりに表現した造形芸術の世界。

隠れた名スポットですので、ぜひ訪れていただき、タイの歴史や文化への理解を深めていただければと思います。

Thai Human Imagery Museum(พิพิธภัณฑ์หุ่นขี้ผึ้งไทย)

開館時間:9時~17時30分(平日)、8時30分~18時(土・日・祝日)
入場料:大人300バーツ、子供150バーツ
見学所要時間:1時間~1時間30分
住所:43/2 Moo 1 Borommaratchachonnani Road (Pinklao-Nakhon Chai Si)  Nakhon Chai Si, Nakhon Pathom 73120
電話番号:034-332 607 / 034-966 839 / 034-332 109
ウェブサイト:http://www.thaiwaxmuseum.com

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事