【LTFからSSFへの変更】タイで2020年からの節税を考える

タイで働く人にとって節税の有効な手段であったLTF(長期投資信託)ですが、2019年度でこの制度は終了となり、2020年からはSSF(スーパー・セイビング・ファンド)という新たな税制優遇処置が2020年から導入されます。

また、それに伴ってRMF(退職用投資信託)の制度にも少し変更点があります。

LTFからSSFへの違いと新たなRMFの内容を把握し、それによってこれからの節税対策をどうしようか考えてみました。

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LTFからSSFへの変更点

SSFはLTFと同様、税制優遇を味方につけられる投資信託です。

タイの社会保険(Social Security Fund)もSSFなので、ちょっと紛らわしいですね。

ただし、LTFの後継ということで、内容に以下の2つの大きな変更があります。

1.購入限度額

LTF SSF
課税所得の15%まで(ただし上限は50万バーツ 課税所得の30%まで(ただし上限は20万バーツ

2.保有期間

LTF SSF
購入日から7年 購入日から10年

その他の条件としては、

3.最低購入金額がないのと、

4.毎年購入する必要がない

ことが特徴です。

なお、キャピタルゲインはLTFと同じく非課税です。

SSFは20万バーツまでしか購入できないため、LTFを限度額いっぱいまで購入すると計算上最大で3,333,333.33バーツの所得税控除ができましたが、SSFでは最大でも666,666.67バーツまでしか控除できないことになります。

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RMFの変更点

生命保険控除(課税所得の15%または20万バーツ)、プロビデントファンド(課税所得の15%または50万バーツ)など、主な控除項目に変更はありませんが、RMF(退職年金ファンド)が以下の通り変更になりました。

RMFは55才以上で、最初の購入日から少なくとも5年経過して入れば売却できますので、46才以上の方は投資金額が10年間ロックされるSSFよりはRMFを購入した方がいいのではないでしょうか?

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LTFからSSFへの変更点・まとめ

個人的には、SSFは上の表に赤字で示してある収入帯の人にはあまり向いていないような気がします。

こうして見てみると、いままでよりは収入が多い人が税金を多く払い、年収が少ない人がもっと投資できる(30%)仕組みに変更になったということが言えますが、果たして表の②から④の収入帯の人にSSFを購入できるだけの金銭的余裕があるのかも疑問です。

まとめますと、SSFの購入を検討すべき人は46才以下で、満期の受取額が確定している生命保険に加入していて、さらに資金に余裕のある人、となると思います。

私は40代後半で妻ひとり(笑)子ひとりですが、これまで日本で加入している学資保険(タイで契約すればよかったと後悔)とこれまで購入してきたLTFで子どもの学費はほぼ用意できました。

子どもがいきなり「医者になりたい」とか言わないよう祈っています...

税金対策は今までどおり生命保険+年金保険での控除を利用し、あとはRMFを購入できるだけ購入して将来に備えるという感じです。

いずれにしろ、SSFはご自身のライフプランにあわせて購入するかどうかご検討ください。

参照記事:LTFに代わるスーパーセービングファンド(バンコクポスト、2019年12月14日)

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