
最近小5の息子がハマっているเถ้าแก่น้อยタウケーノーイというお菓子があるのですが、これがちょっと変わってて、中国服を着た小僧のイラストが描かれたパッケージの海苔フライ。
値段も安いし、コンビニで手軽に買えるし、こんなんで満足してくれるならとねだられるたびに買い与えていましたが、一袋を数分で食べきってしまうので、自分で味見してみるチャンスがなかったんです。
種類も豊富になってきて、話しのネタに日本へのお土産にもいいかも。
まだ食べたことがなくてどんなスナックか知りたい方はぜひご一読ください。
19才で起業したタウケーノーイのオーナー
タウケーノーイは「若いビジネスオーナー」という意味で、会社の名前がそのまま製品名になっています(その逆かも)。
2004年にイティパット・ピーラデチャパン(ニックネーム:ต๊อบトープ)さんによって設立されましたが、この現在32才の事業家はなんとも奇想天外な人生を歩んできて、ビジネスの成功によって彼の経歴が世間一般に知れるところとなり、「ザ・ビリオネア」という映画にもなったほどです。
彼の経歴の一端を紹介すると:
- 16才で40万バーツをオンラインゲームで稼ぐ
- 17才で学校をやめようと思い、焼き栗を2,000バーツで販売する
- 18才の時に家族が破産し、4,000万バーツの借金が残る
- 19才で揚げ海苔「タウケーノーイ」を生み出し、3,000店以上のセブンイレブンで販売される
とまあ、かなりドラマチックです。
タウケーノーイ 会社概要と製品

唐辛子味
タウケーノーイはパトゥムタニー県に16,000㎡の工場、2,000人の従業員を抱え、高い品質と安全性を売りに、4大陸30か国に自社製品を輸出しているほか、海苔養殖場の整備・造成にも力を入れているということです。主な製品はフライ、グリル、またはローストした海苔です。タイのイスラム協会から「ハラル」(イスラムの教えで許されている)食品の認定を受けています。
バンコク・アソークのターミナル21に公式ショップがあり、好きな人は全種類買い揃えることができそうです、息子が日本のいとこにお土産に何種類か買って言ったんですが、あまり興味を持ってくれなくて、食べた感想を聞くことができませんでした...
タウケーノーイの成分と食べた感想

チーズ味
見た目は日本の焼きのりか韓国海苔なんですが、揚げてあるためか食感はだいぶ違って、サクッとしています。「味付のり」とパッケージに日本語が印刷されているので、多分日本ののりをイメージして作ったんでしょう。
オリジナル、チーズ味、唐辛子味とコンビニですぐ買える3種類を食べてみましたが、どれも最初にパリっとした食感の後、口の中でぐにゃぐにゃになると海苔の風味がして、最後にチーズや唐辛子の香りがします。唐辛子味と言っても息子が食べれるくらいなので、口の中がヒリヒリすることもありませんでした。
主な原材料を調べてみると、海苔85%、パーム油9%、辛味調味料6%(唐辛子味の場合)...

しかしタイの子供たちはよく食べてるんですよね、サッカーの練習が終わった後とかに。
最後に
ビールのおつまみにも合いますが、パーム油はバターやラードとともに飽和脂肪酸が多く摂りすぎには注意です。
息子が開封した袋の切れ端や細かい食べカスを車のシートに落としっぱなしにするのでちょっとムカついていたのですが、クセになるのはわかります。
