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タイで初詣【タークバート】近所の名門寺院で僧侶に食べ物を寄進

あけましておめでとうございます。

 

2018年、タイ暦2561年、平成は...30年ですね。いまネットで調べてしまいました(笑)。

 

タイでも正月に有名寺院に初詣に行く人はたくさんいますが、今年は遠出ができないのでなにか近くでタイらしいことができないかな?と友人に相談したら、タークバートしに行ったら?と勧めてくれたんです。

 

どうやらこのあたりに住んでいる人々がよく行くお寺があるらしく、私たちも近くの市場でご飯とお花を買って行ってみることにしました。今日はその模様をお伝えしたと思います。

 

タークバートตักบาตรとは

サイバートใส่บาตรとも言うのですが、タンブン(徳を積むこと)の一種で、一般人が僧侶に食べ物を提供することを言います。タークバートの意味は僧侶に寄進してそれを糧にしてもらうことと、それによって私たちが善行を積むことです。

 

普通の日の早朝にも托鉢に回っているお坊さんを見かけるのですが、私たちが訪れたお寺では午前10時過ぎに人々が食べ物を持って集まり、テーブルにそれらがすべてずらりと並べられ、まずお坊さんたちが自分たちの食べる分を取った後、お経を聞き、その後なんと参加者全員が一緒に食事をいただくことができます

 

タイの僧侶の生活

私たちが今回お邪魔したお寺のお坊さんによると、朝6時から托鉢に出て、普通は托鉢で寄進された食べ物は朝と昼の2回に分けてとります。朝食は8時には始めないといけません。そして、昼食は11時過ぎから12時まで。食事を終えるのは正午を少し過ぎても大丈夫ですが、12時を過ぎてからは食事をとってはいけません。また、その日の食べ物を翌日まで取っておくこともできません。

 

通常は朝お坊さんたちが托鉢に回るときに食べ物を捧げますが、寝坊したりした時にはこのようにお寺に直接赴いてもOK。正確には今回のようにお昼に僧侶に施しをするのことをタワーイプレーถวายเพลと言って、タークバートとは区別されるのですが、タークバートと言っても差し支えない、ということでした。

 

寺院でのタークバート

ワット・ヤーナウェースカワンวัดญาณเวศกวันという、うちから車で10分ほどのまだ新しいこのお寺、バンコクとナコーンパトムの県境にあるのですが、観光地では欧米人女性と談笑したり地方でもスキャンダラスな僧侶がいたりするという話を聞く中、戒律をしっかり守っていることで知られています。

 

10時過ぎに近くの市場で蘭の花とゲーン・ソムというスープを息子が選んだところ、ご飯も持っていかないとダメだよとお店の人に言われ買い足し。さらに「11時から始まるから急ぎなさい」と急かされ慌ててお寺に向かいました。

 

お寺に着くと既に多くの人でごった返していて、なんとか駐車スペースを確保。食べ物がずらーっと並んでいるテーブルは直ぐに見つかり、持参したご飯をどうしたらいいか近くの人に聞くと、お寺のお手伝いさんのところへ案内してくれました。

 

見ると鮮やかなオレンジ色の袈裟を着たお坊さんたちがそのテーブルに並んでご飯やおかずを持っている鉢に入れているところでした。

僧侶は生命を維持できるのに必要なだけ摂る、贅沢を慎み口にするものを味わってはいけない、また食べ物は胃の中で混ざってしまうという考え方から金属製の鉢に食べ物をごちゃまぜに入れる、と聞いていましたが、見る限りでは鉢に入れるものをちゃんと選んでいるようでした。

 

そして11時ちょうどにお坊さんたちが御堂に座り、最高位のお坊さんによる15分ほどの説教があり、その後各自持参した水、トイレットペーパー、歯ブラシや歯磨き粉といった日用品を寄進します。私たちのようにお花でもいいです。

それが終わってからスワットモンสวดมนต์というお経の復唱をし、最後に聖水を器に移してから、「ではどうぞ」というアナウンスがあり、参加者たちはゾロゾロとテーブルに向かって食事をいただきます。

僧侶たちは鉢でしたが、私たちはアルミ製のお皿(ご飯とおかず数種類を取り分けることができるランチプレート)を使うことができます。

先ほどの聖水は、それぞれお寺の敷地内にある好きな樹木にあげているようでした。

 

 

とにかくすごい量の食べ物で種類も豊富。ホテルのビュッフェ並みの豪華さでしたよ。

友人の話によると、建築作業に従事している労働者たちがトラックで乗り付けて食事を取りに来ることもあるそうです。

 

お寺の敷地内を散策

11時過ぎという中途半端な時間帯で私たちはまだお腹が空いていなかったので、お寺の中を少し歩いてみることにしました。

 

敷地内中央にある仏堂。

 

内部に安置されている優しい目をした仏像。ここでは花、ろうそくなどを仏前に捧げたり、仏像に金粉を貼ったりといったことはありませんでした。

 

庭園に通じる散歩道

 

アショーカ王柱

 

仏教関連の書籍を集めた図書館。朝8時半から午後4時半まで開館。子供用に仏教の教えを漫画にしたものも。

 

日本語の書籍もあってビックリ。ここを訪れる日本人がいるのか聞いたら係員が「いますよ」って。でも貸し出しはしてくれないそうです。

 

雰囲気のある樹木に作られたブランコ。息子も途中で飽きてここで遊んでました...

 

一連の行事と食事が終わってから僧侶と歓談する女性。私も息子を介してお坊さんにお話伺わせていただきました。

 

ですが、やはり礼儀はあります。お坊さんに喜捨寄進をするときには必ずひざまずいてお坊さんより位置が高くならないように気を付けますし、お話をさせて頂いたらちゃんと手を合わせます。

 

タンブンとタークバートを体験

いかがでしたか?

 

上座部仏教というと、修行して悟りを開いたものだけが救われるすごく厳しい世界というイメージを持っていましたが、そこはタイだからなのかお坊さんが若かったせいなのか、特に宗教的な信仰というものを持っていない私でもどことなくなつかしさのような感情を覚え、自分の言動も仏教的な考えに基づいているんだなあと再認識しました。

 

スワットモンはタイでは学校で必ず暗唱させられるのですが、私ももっとタイにいるのならお寺で復唱くらいできないとダメだなあ。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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