タイに住んで15年以上の現地採用大学講師が発信する移住・生活・旅行情報。タイに来てよかった的な。

日本からタイへの小包は、関税を逃れることができないのか?

毎年11月下旬~12月上旬にかけて、日本の私と妻の実家両方から送ってくれる小包が、今年もちゃんと届きました!

 

小包の中身は、私がネット注文で実家に送りつけた書籍(最近はKindle版も買っていますが、私の職業柄、専門書などはまだKindle版がないものが多いのです)、私の両親から息子へのクリスマスプレゼント、そして日本食。日本食の内訳は、レトルト食品(タイのスーパーで手に入らなそうなものを父が勝手に見繕って入れてくれる)、お菓子、パック酒(なぜ?)、インスタントコーヒー(日本のはおいしくて妻が喜ぶ)などです。

 

さて、せっかく日本からいいものを送って来てくれても、高い関税をかけられたらたまったもんじゃありませんね。これは避けられないのでしょうか?

 

国際小包をタイで受け取るのは頭痛の種

タイにお住まいの方なら、日本および他国からの国際小包を受け取る際、一度は関税を支払ったことがあるのではないでしょうか?

 

私は、実家から送られてくるものに対して関税がかかったことはいままで一度もないのですが、一方で妻の実家からのはたびたび徴収されています

 

緑の通知書とパスポートを持参して、近くの郵便局で税金を支払い、小包を受け取りに行ったことがたびたびあります。

 

もちろん納税は義務ですが、不必要な出費は避けたいですね。何かいい方法はないのでしょうか...

 

国際郵便物の受け取りに関するタイの法律は?

タイの税関のホームページを参照してみると、国際郵便物に課せられる税金の額は、

  1. 郵便物の価値と
  2. 郵便物が商品見本であるかどうか

によって決まると書いてあり、以下の3つのカテゴリーがあります。

 

小口郵便物

商業的価値のないサンプルで、価値が1,500バーツ未満のもの。(タイ国内への持込みが禁止されている、または制限されているものは除く。)

 

このカテゴリーの郵便物と税関で判断されれば、タイ郵政によって荷受人(受取人)にそのまま配送されます。

 

関税がかかる郵便物

価値が1,500バーツ以上40,000バーツ未満で、課税対象になる。

 

このカテゴリーの郵便物の関税は、タイ郵政がタイ税関に代わって徴収します。

 

Notice on the Collection of International Postal Items(国際郵便物集荷通知書)」という緑色の書類を発行し、荷受人に送付します。

 

荷受人はそれを指定の郵便局に提出し、適用される税金を支払って郵便物を受け取ります。

 

それ以外の郵便物

このホームページではわかりにくいのですが、郵便物によっては一度タイ郵政の保管庫に預けられ、国際郵便物集荷通知書を受け取った後、その書類に記載されている空港税関サービス課、バンコク税関局または税関事務所の税関職員に連絡しないといけないこともあるらしいです。

 

内容物の価値が4万バーツを超える郵便物についてはオンラインで輸入申告書を提出する必要があります。

父が送ってくれた小包。開封も大変でした(汗)。

 

よく「自分で使うものだから、課税されるのはおかしい」という話を聞きますが、このホームページによるとあくまで商品見本であるかどうかと、いくらくらいの価値があるかが基準であるということがわかります。

 

私宛の郵便物が課税されない理由(推測)

税関職員にしてみれば毎日毎日途方もない量の荷物が海外から届くわけで、しかもタイ郵便を通じて滞りなく荷受人に配達する必要もあるので、一つ一つ丁寧に確認するわけにはいきません。

 

ですので、タイに入国する際の空港の税関と同じで、必然的に無作為に選んで確認することになるのですが、確認を逃れられている理由を私の個人的な推測で以下に書き出してみます。

 

船便で送っている

やはり大切なもの、高価なものはEMSで送りますからね。EMSはチェックされる優先度が高く、船便は低いのではと思います。

 

まあ、それにかこつけて違法なモノを送る輩もいるので、麻薬犬やエックス線検査には通しているでしょうが。

 

義父は不着がとても心配らしく、妻宛てに毎回EMSで小包を送ってきますが、ほぼ毎回課税です(笑)。←笑っちゃいけませんね。

今回は奇跡的に(?)課税を免れたEMSの小包

 

勤務している大学宛に送っている

一応、私の受け取る荷物には授業や研究に必要な書籍が数冊入っていて、日本食などはスペースをうまく埋めるために利用してあるのですが、タイでは権威のある大学の教員ですので、その辺の信頼度が影響しているのかもしれません。

 

頑丈に梱包してある

船便やSAL便だと、荷物をひもで十字に縛らないといけないので、それで開封作業が面倒になるというのも一因かもしれません。

 

今回タイに送られてきた小包の場合、段ボールが2重になっており、それをお米の袋で包み、さらにビニール紐で結んであります。

 

そういえば過去に一度だけ、開けようとしたが諦めたような形跡があったっけ(笑)。

 

まとめ

ということで、多分、

  1. 日本から時間に余裕を持って、船便で、
  2. 仕事で必要な物も中身に含めて、タイの勤務先に宛てに送り、(会社勤めの方はスタッフの方に一言。個人事業主の方は店舗やオフィスに?)
  3. しっかり梱包されていて、「ちょっとやそっとじゃ開けられないぞ!」というアピール(笑)をすれば、

関税がかからない確率が増えるのでは?と思っています。

 

まあでも、この配送方法は私がそう頼んだ訳ではなく、私の父が計画的で、几帳面で、荷造りが上手であることに拠ります。

 

勤務先に送ってくるようになったのも、日本で何かあったときのためにこちらの自宅アパートと勤務先の住所を両方渡してあるのですが、父が最初にタイに荷物を送ってくれた際に、私の自宅に送るつもりが間違えて勤務先に送ってきて、それが定着してしまって現在に至っている、というだけの話です(笑)。

 

あと、差出人はラベル(税関告知書)に名前や郵送先住所、内容物の価格を記入する訳ですが、本来の価値より低い金額を書くという話しも聞きますが、万が一の不着や盗難(抜き取り)被害などに備えて適切な金額を書くことをおススメします。

 

最後に、この記事はあくまで私の個人的な経験談で、これによって関税逃れを助長しているわけでは決してありませんので、どうか誤解なさらないようにお願いします。

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コメント

    • yoshioka
    • 2018年 4月 07日

    とても参考になりました、ありがとう。俺も日本の実家から送られて来るEMSは毎回、高い関税を掛けられていました(中身は日本のお菓子とかなのに)。そんな中たまたま、普段よく話してたコンドの隣人が実は郵便局職員だと分かり、ちょうど郵便局帰りで関税支払って来たところだったのもあり、毎回高い関税を取られてる(中身数千バーツの物に対して関税数千バーツ)とグチってみたところ、彼女の方からもグチがどっさり。

    郵便局員である彼女いわく、高い関税や荷物の紛失に関してはよく客から文句を言われる様で、それに関して彼女ら郵便局員も不満が溜まってるとの事(特にタイ人はカッとし易いので、高い関税に怒った客[タイ人]に罵倒される事もよくあるみたい)。で、よく聞いたら文句を言ってくる客に対して不満があるのではなく、不満の元は税関職員。彼女は俺の抱えてる荷物に付いてる伝票&関税支払いの領収書を指して、「領収書のここの欄を見てよ。あなたが払った関税3500バーツに対して私達郵便局が、関税支払い窓口&苦情受付窓口をタイ税関の代わりにやって貰える代行手数料はこの3バーツよ!?税関職員が勝手に決めた高い関税(実際の商品の値段ではなく、税関職員の勝手に決めた商品の価格=高い関税)や、税関職員が盗んだ品物の苦情受付を、私達郵便局員はこのたった3バーツの代行手数料で、悪さしてる税関の代わりに文句言われてるのよ毎日毎日。高い関税を得るのも、高そうな物を盗むのも税関職員なのに!」と。しかもよく見ると、その俺の荷物をチェックし高い関税を掛けた係官と、その上司の係官の名前もその用紙には書かれてるのですが、その2名は同じ苗字。普通、タイ人ってあまり同じ苗字っていないんですよね。だから同じ苗字って親族か遠縁なパターンがほとんど。つまり、その税関職員の上司と部下は親子か親戚同士である確率が非常に高い。わざわざ不正防止の為の係官2名でのチェック体制にしても、実際は全然チェック体制になってない訳です。

    その郵便局員の隣人の話を裏付けるように、俺の別のタイ人の友人の親戚(税関職員)は、出たばかりの新しいiPhone等を、よく小遣い稼ぎで売っています。ちなみに日本の郵便局側としても、タイ向けの郵便物(特に中身が高い物)はなるべく扱いたくない様子。うちの実家の近くの郵便局窓口で、「タイ向けの郵便物は紛失率が高いので正直おススメ出来ないです。GPSで荷物追跡しても、いつもタイに着いた途端に信号が途絶し荷物が無くなるのです。それで荷主(日本側)に怒られるのは、私達日本の郵便局員ですから…」と。これがタイの郵便事故の真相みたいです。

      • Thaifoodfun
      • 2018年 4月 20日

      コメントと貴重な身近で起こったリアルな体験談、ありがとうございます。

      私は留学先のヨーロッパからいまの大学に赴任したとき、タイに書籍や家財道具を送ろうと日系の引越し業者に見積もりをお願いしたら、「タイはとんでもない国だということがわかりまして...」という連絡が。

      どういうことか話を詳しく聞いてみると、通関手続きをスムーズにするのに賄賂が必要ということで、見積書にもちゃんと「裏金」の2文字が。

      結局、こちらでの住居が家具付きということで、向こうで家具をほとんど売り払ってきたんですけど。

      今になってその見積書取っておけばなあとちょっと後悔しています。

      幸い、私は15年タイにいて日本からの郵便小包を盗まれたようなことはなく、被害に遭ったという話を聞くだけなのですが、公的機関に勤務していることもあり、いろんな裏話をタイ人連中から聞きます。

      軍事政権が風紀取り締まりキャンペーンとかやってるようですが、こういう闇は根深いですね。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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