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タイで自炊をしている人向け!?パンガシウスは安くてレシピいろいろ

こんにちは!バンコク郊外に住んでる大学講師(@thaifoodfun)です。タイでの食生活、エンジョイしてますか?

 

うちは基本自炊で、いつもは妻が料理してくれますが、タイでの自炊で便利な食材のひとつが「パンガシウス」。

 

タイでปลาดอรี่(ドリー Dory)と呼ばれる白身魚です。

 

いまでこそ、

お、ドリーだ!買っとこうぜ。
うん。

って感じですが、初めてこの魚の切り身をスーパーで見たとき、値段がやけに安くて聞いたこともない名前で心配になったので、得体の知れない魚だと避けている方も多いかもしれません。

 

「どんな魚?」「どんな味や食感?」「栄養価は?」「レシピは?」パンガシウス歴5年以上の私が、そんな疑問にお答えします。

 

タイで自炊している方、または自炊することを考えている方に読んでいただきたいと思います。

 

 

パンガシウスとは

東南アジアで食用として重宝されている淡水魚でナマズの仲間。

  • あっさりした白身魚で美味であり、広く食用にされる。
  • 近年は大規模に養殖されている。
  • ベトナム産の養殖パンガシウスは白身魚のフライなどに加工され、北米や日本に大量に輸出されている。
  • 「バサ」と表記されている白身魚は、パンガシウスのことである。

ウィキペディアより

てっきり東南アジアでしか食べれない魚だと思っていたら、近年イオンやトップバリュなどが取り扱っているとかで、日本にも少しずつ浸透してきているらしいですね。

  • 日本のとある水産食品メーカーでは2015年春に取り扱いを開始し、ベトナム南部メコン川中流域で12万トン養殖を行い、採卵から養殖、加工まで一貫生産をしている最大手水産会社から買い付けている。
  • 10ヶ月程度で成長するなど養殖効率がよく、単価も安価で使いやすい。

水産経済新聞より

 

パンガシウスの栄養価と健康リスク

ドリーは栄養分が豊富です。

必須アミノ酸(Essential Amino Acids)が豊富で、必須脂肪酸オメガ3(ビタミンB)が含まれており、体内で脂肪、タンパク質、炭水化物を燃焼させる働きをします。

また、骨がカルシウムを蓄積するのに必要なビタミンも含んでおり、リン、カルシウム、鉄、亜鉛、ヨウ素、マグネシウムも豊富です。

ータイの大手スーパー、テスコロータスのウェブサイトより

 

スペインのカナリア諸島で行われたサンプリング調査によると、80の冷凍またはマリネされたベトナム産のパンガシウスのなかには高濃度の水銀を含むものが見つかり、この魚自体の栄養価がそこまで高くないため、特にお子さんは他の魚を摂取することを勧めています。

 

こちらのサイトでは、アラスカサーモン、マス、ニジマス、ムール貝、サバほど水銀含有量は多くないが、オメガ3もそこまで多くない魚介類として紹介されています。

 

今のところ、そこまで頻繁に食さなければ特に健康被害にあう恐れはないかと思います(うちは月に1~2回食べるかどうかです)。

 

パンガシウスの味、食感や生臭さは?

パンガシウスの身はしっかりしていて、歯ごたえは柔らかくフレーク状です。

 

淡白でクセというか個性がない味で、脂もそこそこのっているがしつこくはない。

 

とは言ってもやはり値段相応といいますか、なんかこう、味も食感もいまいち物足りないんですよね。

 

私は銀だらの粕漬けが好きなんですが、それと比べるのは酷と言うものです...

 

ちなみに、淡水魚独特の生臭さがダメな方もいらっしゃるかと思いますが、妻と私にとってはそこまで気になりません。

 

タイで食べるパンガシウスのフィッシュアンドチップスは要注意!?

特に旅行でタイに来る方に注意していただきたいんですが、このタイでドリーと呼ばれているパンガシウス、本物のドリーとは別物なんですよ?

 

どういうことかと言いますと、パンガシウスはベトナム産の養殖で平均価格がだいたい1キロ当たり120バーツほど。

 

一方でドリーというのは John Dory Fish (マトウダイ)の略なんですが、大西洋や地中海、日本でも本州から東シナ海にかけて生息している深海魚で、天然なのでこちらの方が当然値段が高いです。

 

どちらも白身魚ですが、違いはパンガシウスの切り身は細長いのに対して、ドリーの切り身はパンガシウスより短く、幅広く、肉厚です。

 

で、何に注意していただきたいかと言うと、この安価なパンガシウスを使ったフィッシュアンドチップスを、観光客が多く集まるエリアでドリーのフライと偽って、またはパンガシウス=ドリーと紛らわしく表示してかなりの値段で提供する店があるんです。

 

このメニュー、その辺のローカルなパブにもありますが、フライが2切れにポテトが付いて値段は高くてもせいぜい200バーツほどで、これが自分としては適正価格というか許容範囲です。

 

まあ、値段を高いと思うかどうかは個人の判断ですし、高級店は場所代などもありますから、一概に「いくら以上のフィッシュアンドチップスは高い」と決め付けることはできませんが、いちおう頭の片隅にでも入れといてもらえたらと思います。

 

*バンコクのエムクオーティエ(EmQuartier)の8階にある Jones & Mowlem レストランでは、パンガシウスを使ったフィッシュアンドチップスを320バーツで提供していますが、パンガシウスが嫌ならタラ(460バーツ)にしてもらえるようです。

 

自宅でサクッとできるレシピ6選

ウィキペディアには「美味」と書いてありますが、前述のとおり良くも悪くも個性のない味ですので、おいしいと思えるかどうかはすべて味付けで決まります。

 

タイ風、洋風、和食風のレシピを

 

1.ボイル

ปลาลวกจิ้ม(プラールワックチム)という学食のメニューのひとつで、たまに見かけます。

 

น้ำจิ้มซีฟู้ด(ナムチム・シーフード、緑のタレ)につけて食べます。

 

2.からあげ

これも学食メニュー。

 

普通に小麦粉と片栗粉をまぶして油で揚げますが、タイらしくにんにく揚げをまぶしてあります。

 

น้ำจิ้มแจ๋ว(ナムチム・ジェオ、イサーンの肉料理によく使うスパイシーなタレ)でいただきます。

 

3.ホイル焼き

ホイルにバターを塗り、塩コショウしたパンガシウスの切り身を玉ねぎ、えのき、パプリカなど好きな野菜と一緒に包み、白ワインか日本酒をちょっとだけふりかけ、オーブントースターで焼くだけです。

 

食べる前にお好みでレモンを絞るか、しょうゆをちょっと垂らしてもいいです。

 

4.ムニエル

パンガシウス両面に塩こしょうをして小麦粉をふり、フライパンにバターを溶かして焼きます。

 

ひっくり返すときに衣がはがれて身が崩れるのがくやしい...

 

5.照り焼き丼

フライパンにサラダ油を少し敷き、しっかり火を通したら照り焼きのタレ(市販のでOK。うちはヤマモリの照り焼きソース)をたっぷり入れて、焦がさないように弱~中火でしっかり煮詰めます。

 

結構イケますし、見た目はうなぎの蒲焼を彷彿とさせますが、うなぎの味を思い浮かべると失望します。

 

中国産のうなぎと比較するとどうなんでしょう? やっぱうなぎの方が上かな。

 

6.あんかけ

パンガシウスの切り身に片栗粉をまぶしてフライパンで焼き、好きな野菜を炒めてだし汁で煮たあと片栗粉でとろみをつけて魚にかけます。

 

こうすると和風になります。やはり妻の料理の方が見た目もカラフルで味つけも丁寧でおいしいです。

 

この日はかぼちゃの煮つけとともにいただきました。

 

7.フライ

おなじみフィッシュアンドチップス、IKEAのレストランでサラダつきで130バーツ。

 

サクサクしててなかなかうまいです。

 

まとめ

ということで、パンガシウスは

  • メコン川のナマズで、東南アジアでは貴重な食用魚
  • ベトナムで大量に養殖されていて安価のわりにはヘルシー
  • タイではドリーと呼ばれ、 John Dory Fishと混同されている
  • ほとんどクセがない白身魚で、そのためいろいろな調理が可能

というお話でした。

 

個人的な考えでは、フライにするのが一番おいしいのではないかと思っています。

 

話のネタになるかどうかわかりませんが(←ブログネタにした自分は?)、ぜひ一度召し上がってみてください!

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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