在タイ15年。バンコク近郊在住の現地採用大学講師が、現地での生活全般について発信中。

タイの節税対策用 LTF(長期投資信託)の選び方と賢い買い方

昨年から本腰を入れて取り組んでいるタイでの節税対策。

 

その有効的な手段の一つがLTF、長期投資信託を購入すること。

 

私は昨年の終わり頃、節税対策しなくては! と気づいて、とりあえず年末にどれでもいいから買っとけ状態だったのですが、今年は早めに手を打とうと、2月にカシコーン銀行のKS50-LTFを2万バーツ分購入しました。

 

ところが、5月の一時帰国中に投資信託について調べてみると、果たしてこれでよかったのか疑問が生じ、結局タイに戻ってきてから別の商品を購入するという事態に...

 

ということで、今回はタイのLTFの選び方や購入の仕方について書いてみますので、タイに長期で滞在し、節税のために購入を検討されている方はぜひ参考にして頂きたいと思います。

 

LTFの概要についてはこちらで説明しています。

 

タイの LTF 選び5か条

ある程度資産に余裕のある投資家だけでなく、個人でも投資信託の選び方を知るべきという風潮の中で、様々な情報に接することができますが、私がタイのLTFを購入するときにも使えると思った選び方をいくつか挙げてみます。

  • 購入・売却手数料がない
  • 手数料が年1%以下
  • 分配金がない
  • 純資産総額が毎年増えている
  • 自動積立型

以下順に説明します。

 

購入・売却手数料

LTFの購入時の手数料と売却(解約)手数料は、それぞれ front-end fee、back-end fee(redemption fee または exit fee とも)といい、タイでは設定があっても今のところ免除になっているものがほとんどです。

 

手数料が年1%以下

タイのLTFには購入・売却手数料の他に信託報酬(trustee fee)やその他の名目の手数料があり、投資する側からしてみると当然安い方が有利です。

 

なお、日本の投資信託報酬は年0.5~2.0%程度が一般的です。

 

分配金がない

分配金が支払われるLTFはタイでもよく売れています(各銀行員談)が、分配金には10%の税金がかかるため、分配金なしの商品と比較して損です。

 

また、分配型のものは手数料だけで年率2%ほどですので、お金を増やすための運用対象としては疑問です。

 

ということで、分配金は受け取らず自動で再投資する方が有利だと思います。

 

純資産総額が毎年増えている

純資産総額(NAV)は、ファンドマネージャーによる運用成績や信託報酬、投資家が投資した資金から成っていて、ファンドの価値そのものです。

 

株式市場の調整などでNAVが一時的に減少することはあっても、ファンドが数ヶ月や数年間に渡って減り続けているような場合は運用成績が振るっていない、または解約が相次いでいる場合もありますので、そのようなLTFは購入しない方が賢明です。

 

*たいていこれらの条件はリンクしていて、よくあるSET指数に連動したインデックスファンドだったら満期なし、分配金なし、信託報酬が低い、というパターンが多いです。

 

自動積立

LTFの購入時期を分散させ、毎月一定の額を自分の銀行口座から自動引き落としで購入する、いわゆる積立買い付けがおススメです。

 

自動積立で購入するメリットは、忘れやすい人でも確実に買うことができ、ドルコスト平均法で購入時期を分散させることで、いっぺんにまとめて購入する場合に比べて平均購入単価が安定し、リスクを抑えることができるということです。

 

毎年の節税と同時に、少額&長期でコツコツと資産を形成するのに向いている投資法ですが、価格変動に鈍感になってしまうというデメリットもあるので、定期的にチェックし、株価が下落したらLTFを買い増ししてもいいんじゃないでしょうか。

 

現在保有している LTF の特徴

以上の事柄を考慮して調べた結果、最近新たにクルンシー銀行のKF LTF 50を購入しました。

 

これで私が保有しているLTFは現在3種類となり、比較検討ができるのでそれぞれの概要(2018年5月末の情報)を記しておきます。

 

バンコク銀行のB - LTF

昨年、節税のためにとにかく何でもいいからLTFを、ということで15万バーツ分を一括で購入したものです。

 

運用ポリシー:タイ証券取引所に上場している、強固な経営基盤とハイリターンの見込みがある企業の普通株式に純資産総額の65%以上を投資。

 

最低購入額:初回500バーツ、その後購入毎に最低500バーツ

 

リスクレベル:5

購入手数料 なし
売却手数料 50バーツ
信託報酬等 1.8019%

 

カシコン銀行の KS50 LTF

今年初めに、

  • 手数料が安いというのと、
  • 昨年のパフォーマンスが良かった

という理由でとりあえず2万バーツ分購入したものです。

 

運用ポリシー:純資産総額の少なくとも80%を、SET50指数(インデックス)を構成している上場企業の有価証券に投資。

 

ファンドは、リスクヘッジや効率的資産運用の手段として、デリバティブに投資することもあり、それ以外には、他の株式、転換社債、金融商品の投資に充てられる。

 

最低購入額:初回500バーツ、その後購入毎に最低500バーツ

 

リスクレベル:6

 

購入手数料 2%(現行なし)
売却手数料 なし
信託報酬等 0.8956%

 

*ファンド設立が2016年11月と新しく、投資信託では「運用期間が3年未満のものだと判断するのに十分ではないから投資初心者は買わない方がいい」と言われているようですが、もう買ってしまって後の祭り。さて、どうなるでしょうか...

 

クルンシー銀行の KF LTF 50

運用ポリシー:毎年、純資産総額の最低75%をタイ国内普通株式会社に投資し、SET50指数と同様の利回りでのリターンを目指す。

 

最低購入額:初回2,000バーツ、その後購入毎に最低1,000バーツ

 

リスクレベル:6

 

購入手数料 0.25%(現行なし)
売却手数料 0.5%(現行なし)
信託報酬等 0.7664%

 

クルンシー銀行にはLTFの Regular Saving Plan (定期積立プラン)があり、私は今年度の残りの額をこのプランで購入することにしました。

 

こちらのウェブサイトには、ドルコスト平均法を用いて1年間LTFを購入したときの一例が掲載されています。

https://www.krungsriasset.com/EN/Prepare-To-Investment/RegularSavingPlan.html

 

最後に

LTFの主な購入目的は節税対策。

 

とはいっても自分の資産を投入する投資には変わりないので、これくらいは自分でちゃんと調べてから購入すべきだったと自戒を込めて書いてみました。

 

いったん購入したら面倒な管理は必要なく、毎月コツコツと貯金する感覚で、毎年限度額いっぱいまで節税でき、銀行預金の何倍もの年利を受け取れる仕組み...

 

LTFにはそんなことを期待しているのですが、現行では2019年までの所得税控除措置、その後も延長してくれないでしょうか。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

金ピカの仏像、温暖な気候、そして人々が絶やさない素敵な笑顔に囲まれながら、教壇で熱弁をふるい続け、激辛タイ料理に大粒の汗を垂らしながら立ち向かう、在タイ15年のシャイで硬派な40代日本人講師。毛穴が開いて体質がタイ人化しながらもハートは日本人(であり続けたい)。

休みに家族で旅行することと、タイ人連中とローカル店で飲むのが何よりの楽しみ。

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