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ロイクラトン~タイ版灯籠流しで心を清める

ろうそく、線香と花で飾られた美しい蓮のような灯籠を水に放つことによって、人々が水の女神に敬意を表して湖、川、運河の周りに集まる、ลอยกระทง(ロイ・クラトン)の夕べ。おそらくタイで最も美しいお祭りのひとつだと思います。毎年、ロイクラトンは満月が空を照らす雨季の終わりに、陰暦12月の満月の夜(たいてい11月)に行われます。

人々が流す数多くの灯籠から放たれる蝋燭の明かりの揺らめきは、本当に幻想的です。タイにはたくさん灯籠流しの場所があり、誰でもこのお祝いに参加することができるんです。

ロイクラトンとはどんなお祭り?

お祭りの歴史的背景は複雑で、タイ人が祝うのにもいろんな理由があります。このお祭りが行われるのはお米の収穫時期が終わった頃ですので、水の女神に感謝を捧げ、水を汚してしまったことへの謝罪のの気持ちを表す意味合いがあります。また友人の一人は、「怒り」とか「妬み」といった自分のネガティブな感情を文字通り水に流すんだ、と解説してくれました。指の爪や一房の髪の毛をこの灯籠と一緒に流し、自分の心の奥に潜む闇の部分をきれいさっぱり洗い流して解放される、ということらしいです。この流した灯籠が自分の視界から見えなくなるまでろうそくの火がともっていたら、次に幸福な年が訪れると言われています。

タイの伝統によると、タイ人はกระทง(クラトン)と呼ばれる灯籠を川や 運河(คลอง:クローン)に流していましたが、今日では人工的な池でもこのお祭りが行われます。なんでも環境汚染に配慮して、お祭りの後に灯籠を回収しやすいようにということらしいです。21世紀のロイクラトンですね。

このお祭りの日に大きな会場に行くと、この灯籠の美しさを競うコンテスト、ミス・ロイクラトンを決めるコンテストや、รำวงวัน(ラムウォンワン)いう伝統的なダンスを見ることができます。

ロイクラトンの歌

この時期になると耳にするロイクラトンの歌というのがあります。よくローカルなテレビ局で繰り返し放送されたりして、メロディーや調子が耳に残りやすく、勝手に頭の中で何度もリピートされるのですが(歌詞が韻を踏んでいるからだそうです)、子供が学校で歌ったことがあり、歌詞を聞いてやっと意味までわかったので掲載しておきます。

วันเพ็ญเดือนสิบสอง น้ำนองเต็มตลิ่ง

12月の満月の日、水位が岸部まで上昇する頃、

เราทั้งหลายชายหญิง สนุกกันจริง วันลอยกระทง

私たち男も女もロイクラトンの日を楽しみます。

ลอย ลอยกระทง ลอย ลอยกระทง

灯篭よ浮かべ、灯篭よ浮かべ。

ลอยกระทงกันแล้ว ขอเชิญน้องแก้วออกมารำวง

さあ、一緒に灯篭を浮かばせたところで、ラムウォンを踊りましょう。

รำวงวันลอยกระทง รำวงวันลอยกระทง

ロイクラトンの日にラムウォンを踊ると、

บุญจะส่งให้เราสุขใจ บุญจะส่งให้เราสุขใจ

徳が私たちに幸福を運んでくれる。

バンコクでロイクラトンを体験できる場所

2013年から、バンコクでのロイクラトンのメイン会場はAsiatique(アジアティーク)となっていますが、それ以前は黄金の丘として知られる旧市街のワット・サケット近くの運河で大々的に行われていて、いまでも人気のスポットです。カオサン通りに宿泊している人は、チャオプラヤ川のプラ・アティット桟橋に行くといいでしょう。

チャオプラヤ川沿い

アジアティーク(Asiatique)

ワットサケット

プラアティット桟橋

マハラート・ライフスタイルモール

バンコク都内でクラトンを浮かばせる人気のスポット

ルンピニー公園(シーロム)

ベンチャシリ公園 (スクンビット)

ベンジャキティ公園(スクンビット)

ロイクラトンのイベントを開催している主なホテル

アナンタラ・リバーサイド(Anantara Riverside Bangkok)

マンダリンオリエンタル(Mandarin Oriental Bangkok)

ロイヤルオーキッド・シェラトン(Royal Orchid Sheraton Hotel)

シャングリラ(Shangri La Hotel Bangkok)

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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