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ロッブリーへの行き方と観光名所ベスト3~タイ中部にある遺跡と猿の町

昨日は朝4時に起き、車を5時間運転してナコーンラチャシマーのジムトンプソンファームに行き、6時間も遊んでバンコクへの日帰りはきついし危険なのでどこかで一泊しようということになり、数年前に仕事で訪れたことがあるロッブリーに寄り道することにしました。

 

ロッブリーへのアクセス

ロッブリー(Lopburi / ลพบุรี)はタイ中部の町で、バンコクから東北に150㎞ほどの場所に位置しています。

 

バンコクからのアクセスですが、

 

  • 自家用車:2時間10分

 

  • 鉄道:フアランポーン駅から鉄道が1日に18本あり、所要時間が2時間40分ほどですので、日帰りの方は午前7時、8時半、9時40分の列車になるのではないでしょうか。

 

  • バス・ミニバス:モーチットのバスターミナルから長距離バスやミニバスが朝5時から無数に出ており、所要時間は約3時間、料金は169バーツです。

 

町の大きさは約7㎢とコンパクトで、主要な観光名所は徒歩で巡ることができます。

 

ロッブリー歴史ハイライト

この辺りは新石器時代から人類が定着していた。

6世紀頃に王国として最初の繁栄があり、Lavo、Luovo または Lavapura と呼ばれていた。

10世紀中頃には、アンコールワットを拠点とする強力なクメール帝国に吸収され、帝国の最も重要な西部の要塞基地だった。

クメール帝国の力が衰え始めると同時にタイ王国が繁栄し、ロッブリーは独立を果たしたものの、あまり重要性は認識されなかった。

14世紀中頃にアユタヤ王国が栄えたとき、王族の婚姻によってアユタヤと強く結びついたが、その後200年ほどはアユタヤの陰に隠れ目立たない存在となった。

17世紀にナライ王が、古い寺院を再建させたり大きな宮殿を町の中心に建造させたりして、ロッブリーを復活させた。王は在位中、1年のうち8ヶ月をロッブリーで過ごした。

ナライ王の死後、ロッブリーは急速に衰退したが、それがかえって有利に働き、アユタヤがビルマ軍の略奪を受けてもロッブリーはほとんど被害がなかった。

19世紀に入り、ラマ4世(モンクット王)が戴冠前に僧侶として長年過ごしたこと、王位についてからナライ王の古い宮殿の敷地に小さな王位の館と住居を建てたことなどから、ロッブリーは再び脚光を浴びるようになった。

 

ロッブリー市内の観光名所トップ3

以下にご紹介する名所はすべて徒歩で回ることができます。車で来られた方はサンプラカーンのロータリーに面している駐車場に停めることができます。

 

サンプラカーン(San Phra Karn Shrine)

ロッブリーで最も聖なる場所で、旧市街のロータリーにある元はバラモン教の神社。この場所は2つの異なる時期に建てられ、クメール時代に紅土を盛って作られた塚(古墳)と1951年に建てられた参拝用の本堂の2つの部分からなります。

 

入り口でお布施をしてお花、線香、ろうそくのセットをもらいます。

 

もうサルが至る所にたむろしていましたが、神聖な場所なのでこの本堂ではえさをあげてはいけません。

 

サルが一匹、この手すりでミカンを頬張っていましたが、神社のおばちゃんが持っていたお供え用の花でそのサルをぶっ叩いていました。

 

サルは歯を剥いてはむかっていましたが、最後は下に降りていきました。神聖な場所ではタイ人も厳しいんですね。

 

本堂に並べられた数多くのお供え物。これらは後でサルのえさになるようです。

 

ここでの参拝の対象は、4本の腕を持つヒンズー教の神ヴィシュヌに頭部がブッダの黄金像。

 

各種お守りを販売していました。

 

大晦日だったので麺料理やアイスクリームが無料で配られ、こんな美人さん(男性かな?)がクイッティアウをふるまっていました。これもタンブン(徳を積むこと)の一種だそうです。

 

ヤクルトを飲むサル。

 

販売用にかごに大量の焼き卵をいれたおばちゃんの隙をついて卵を失敬したり、子供が持っていたゼリー菓子をヒョイと奪ったり、とにかくやりたい放題。

 

とられた方も「あーやられちゃった」って感じで、基本的に怒ったりサルを追いかけまわしたりはしてませんでした。

 

入場が可能な時間は午前5時30分~午後6時です。

 

ワット・プラ・プラーン・サームヨート(Wat Phra Prang Sam Yot)

サンプラカーンから踏切を渡ってすぐのワット・プラ・プラーン・サームヨートは、ロッブリーで一番有名な観光名所でこの地方全体のシンボルです。

 

クメール時代に支配されていた時代に建てられた旧ヒンドゥー教の神社で、3つの仏塔(内部の廊下でつながっています)で構成されています。

 

3つの尖塔はもともとヒンドゥー教のブラマ(創造主)、ヴィシュヌ(救い主)、シヴァ(破壊者)の三神一体を表していたと考えられているそうです。 

 

アユタヤ王朝のナライ王の治世の時、もともと神社であったこの建物は仏教の寺院に改築され、2つの仏像がのちに追加されました。現在ではサルが多く集まるので外国人観光客にはMonkey Templeとも呼ばれています。

 

毎日午前8時30分から午後6時までオープン。入場料は50バーツ(年末年始なので無料でした)。

 

サルが道路を横断するので運転注意!だそうです...サルたちに注意を促せよ、と言いたいところですが、彼らは文字が読めませんね。

 

奥の仏像の写真を取りたかったのですが、サルが邪魔

 

霊験あらたかな場所です。サルたちがいなければ。

 

3基の仏塔の中も見学できます。

 

仏塔入り口のレリーフ

 

内部の仏塔の一つ。アユタヤ遺跡のように頭部がありません。

 

天井は木造でした。

 

 

個人的な感想はというと、建物はクメール建築のいい例なのですが、なるべく高く建てて「遠くから見えるように目立たせようぜ」感が強いです。まあ、ヨーロッパの教会なども同じですが。

 

窓やバルコニー部分に鉄製の枠がはめてあってサルを寄せ付けないようにはなっていましたが、こんなことで貴重な遺跡を守れるのでしょうか?

 

とにかく食べ物を持っていると、いや、持っていなくてもサルがとびかかってくるので、嫌な人は警戒が必要です。

 

この寺院に面している道路で信号待ちをしているピックアップトラックの荷台にサルが飛び込み、積んであった荷物を漁りグアバを盗んでいました。

ということで、ここは町の中心部にあるサルの王国でした。

 

プラ・ナーラーイ・ラチャニウェート(Phra Narai Ratchaniwet/พระนารายณ์ราชนิเวศน์)

17世紀にナライ王によって建てられた宮殿の跡地で、立派な博物館も併設されています。

 

フランスとイタリアの技術者の助けを借りて1665年に建てられたこの宮殿は、クメールとヨーロッパ建築の調和が見事で、もともと外国の高官を歓迎するために使われました。

 

ナライ王の象の厩舎、宴会場、井戸、いくつかの貯蔵棟と国立博物館の間を縫うように遊歩道があります。

 

貯水槽や貯蔵庫などの跡。

 

緑が多く散策が楽しい。

 

象がつながれていた場所。

 

チャンタラ・ピサン殿内部。ここにはナライ王の治世時代に関する資料が展示されています。

 

アユタヤに日本人居住区があったことも紹介されています。

 

ドゥーシットサワン・タンヤ・マハプラサダ殿跡とナライ王の像

 

この65,600㎡の歴史的遺跡を散策して、1時間ほど、子供が疲れていたので私たちは行きませんでしたが、博物館へ行かれるのでしたらもう少し余裕を見た方がいいと思います。

 

開館時間は午前8時30分~午後4時30分、入場料は50バーツ(年末年始だったので無料でした)。入り口は Sorasak Roadにありますので注意してください。

 

おまけ(ロッブリー郊外のひまわり園)

ロッブリーの町はずれ、サラブリー方面にカオジンレという山があり、そのふもとにひまわり畑が広がっていて、1月まで一面に咲く鮮やかなひまわりを見ることができるという話を聞いていたので車を飛ばして行ってきましたが...

もう咲き終わった後でした(泣)。写真はガックリして座り込む息子。

ここは多分、同時期に一斉に種まきをするので、ひまわりが咲く時期も同じで、タイミングが良ければ満開の時期に来れますが、今回はチャンスを逃してしまったみたいです。

 

しかし!期待してきた私たちを待っていてくれたかのように、奇跡的に一輪だけ咲いているではないですか!

 

写真を撮らせてもらって、今回の旅行はおしまいです。次回もっと現地情報を集めて再訪します。

 

興味のある方は「ทุ่งทานตะวันเขาจีนแล ลพบุรี」で検索してみてください。

 

なお、今回私たちがロッブリーで宿泊したのはこちら。

パンナラホテルという、2017年9月にできた新しいホテルです。

 

清潔で静か、コスパもよかったです。私たちは車でしたが、ロケーションが観光名所から徒歩圏外なのが残念。

 

まとめ

まさにサルに支配された町。最初はかわいい「おサルさん♪」だったのが、町を出るころには「ク〇ザル」になる可能性大。

 

もっと長くいればサルが引き起こすいろんなドラマを見ることができたんでしょうが。

 

バンコクから日帰りも可能な町ですが、持ち物にはくれぐれも注意してくださいね。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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