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タイで節税対策!バンコク銀行でLTFを駆け込み購入しました

昨年10月から給料がいきなりグーンとアップし、ちょっとだけホクホクな気分になったのも今は昔。

 

12月になって所得税のシュミレーションをして、来年3月支払わないといけない税金の額に唖然。で、いままで気にはなっていたけど一度も検討したことがなかったLTFを初めて購入することにしました。

 

今回初めての経験ですので、自分なりに調べてみて、これまでにわかったことや経験したことをここでシェアさせていただきます。

 

LTFとは?

LTFはLong-Term Equity Fundsの略で、タイ証券取引所(SET)への長期投資を促進する目的の金融商品で、日本の投資信託に相当するものです。

 

株式投資を私のようなド素人が個人でするにはかなりの時間と労力をかけなくてはならないので、LTFを扱う各銀行に運用を任せ、銀行(運用会社)は、タイ証券取引所に上場している業績順調でポテンシャルのある企業に長期間投資しリターンを狙います。ですのでLTF購入者は投資家ということになります。

 

将来価格が値上がりすれば、それによって得られる利益(キャピタルゲイン)を受け取ることもできますが、基本的には所得税減税のために購入することが多いです。

 

様々な種類があり、サイアム商業銀行(私の給料が振り込まれるメインバンク)、カシコーン銀行、バンコク銀行(正式な日本語の名称はバンコック銀行?)、クルンシー(アユタヤ)銀行、TMB銀行の5つの銀行のウェブサイト(タイ語または英語)を調べたり、支店を訪れて担当者から話を聞いたり資料をもらったりしました。

 

しかし、銀行によって運用ポリシーが違いますし、扱うLTFの種類もまちまちで、情報は多くなれば多くなるほど混乱します(泣)。

 

そこで、大まかに

  1. 配当(Dividend)の有無
  2. 株式に投資する比率が違うものがある。

の2点を押さえれば良いかと思います。

 

配当

LTFには配当があるものとそうでないものがあります。配当は年に1~2回あり、15%が課税されます

 

投資比率

例えば75/25という商品なら、元本のうち65~75%はタイの株式投資に運用され、残りは債券や定期預金に回されるということで、100%株式運用よりはリスクは少なくなります。

 

LTFを購入する目的

なんといっても節税

LTFは5,000バーツから購入でき、50万バーツを限度に(そんなに買えない...)最大で年収の15%までの購入金額が控除されます。私の場合は、概算ですが15万バーツ分購入して3万バーツほど節税できます。

 

運用益

運用益には税金がかからず、最低保有期間を過ぎて売却すればそっくりそのまま受け取ることができます。

 

LTFを購入する際の注意点

購入に際してはいくつか注意点があります。また、LTFは金融商品ですので、リスクは存在します。

 

元本の保証がない

銀行の定期預金とは違って株式に投資されるので、元本割れする可能性もあります。

 

最低保有期間

購入してから数え年で7年間は売却ができません(以前は5年だったようです)。今回、2017年の12月に購入しましたので、2023年の1月に売却が可能ということになります。

 

減税対象期間

税の控除は購入した年の分だけが可能です。なのでLTFを購入して税の控除を受けたければ毎年購入しなければなりません。

LTFを購入して所得税控除を受けることができるのは2019年までとされていますが、いままでも政府が延長させてきたようなので、2019年以降も同様の措置がとられるのではないかと思います。

 

購入・売却日

タイの銀行は土日祝日も営業していますが、銀行によってLTFを購入・売却手続きができる時間が決まっていますので要確認です。バンコク銀行の場合は平日の午後3時半まで(オンラインの場合は24時間いつでも)。

 

私が今回購入したLTF

時間が限られた中でいろいろ検討してみたのですが、今回はバンコク銀行のB-LTF(配当なし、投資比率100%)という商品を選びました。配当には税金がかかりますが運用益に対しては非課税ですので、配当分をさらに運用に回してもらった方がいいと考えたこと、また、定年まではまだ余裕があるので投資に関しては少しリスクを負ってもいいかなと考えたのが理由です。

 

 

私のLTF購入体験談

LTF用通帳

 

まず、パスポートとワーク・パーミット(労働許可証)を持って近くのセントラル・デパートのバンコク銀行の窓口に行き、LTFを購入したい旨を告げると、担当者の席に通され、まず普通預金口座が必要ということでその開設をし、その後LTF用口座の開設をしました。

 

購入に際してリスク・プロファイル(リスクの全体像)把握の確認があり、年齢や「いままでにLTF購入したことがあるか」といった基本的な事柄から、何パーセントまでリスクを許容できるか、外国為替変動のリスクを受け入れるかなどの質問に答えました。

 

私が購入したB-LTFはタイの株式に投資するので外国為替は関係ないのですが、銀行ではLTF以外にも様々な金融商品を扱っていて、形式的な質問なんだそうです。「ノー」と言ったらLTFの購入はできなかったのかどうかは不明。

 

事前に下調べしてから行ったものの、この辺は正直私のタイ語ではしんどかったのですが、幸い英語ができるスタッフと2人がかりで(笑)対応してくれました。

 

口座開設用書類、リスクを確認しましたという誓約書、購入申込書、そしてパスポートとワークパーミットのコピーとサイン攻めに会いましたが、必ず「この書類は何についてですか?」とサインをする前に確認するようにしています。

 

そうすると、それらの書類の控えと、普通預金口座とは別のLTF用通帳をくれます。このLTF用通帳には金額が何も記入してありませんでしたが、購入手続きをした翌日から通帳をアップデートする機械で印字できるということでした。インターネットバンキングを利用すると、普通預金口座とLTF口座を紐づけて購入履歴を確認したり、来年の分を購入することもできます。

 

おまけ・用語集

LTFについて調べていて、今後覚えておきたいと思った用語(英語・日本語・タイ語対訳)を書き出してみます(アルファベット順)。

 

  • buy order 買い注文 คำสั่งซื้อ
  • dividend 配当金 เงินปันผล
  • fee 手数料 ค่าธรรเนียม
  • tax filing 確定申告 ยื่นภาษี
  • investment 投資 กานลงทุน
  • NAV(Net Asset Value) 投資信託の純資産の総額 มูลค่าทรัพย์สินสุทธิในหุ้นสามัญของบริษัทจดทะเบียน
  • Revenue Department 税務署 กรมสรรพากร
  • risk profile リスク・プロファイル โปรไฟล์ความเสี่ยง
  • SET(Stock Exchange of Thailand) タイ証券取引所  ตลาดหลักทรัพย์แห่งประเทศไทย
  • stock 株  หุ้น
  • tax 税 ภาษี
  • taxable income 年間総所得・税引き前の総収入 เงินได้ที่ต้องเสียภาษี ต่อปี
  • tax deduction 税の控除 การหักภาษี

 

最後に

タイにおける投資信託、LTFの購入は節税のための大きな手段の一つですので、検討することをお勧めします。

 

2017年度の所得税控除のためには12月28日午後3時半前までに購入する必要があります。

 

今回は数週間で情報を集めて検討したので、内容をかなり把握できたバンコク銀行のものを選びましたが、来年度分はもっと調べて違う銀行から購入してみてもいいかなと思っています。

 

なお、間違った認識や理解不足もあるかもしれませんので、あくまでもこの記事は参考程度にしていただき、何かあればご指摘いただけるとありがたいです。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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