
月に一度、平日の空き時間を利用して愛妻とカフェやレストラン巡りをしています。
小鬼(息子)を小学校にぶち込んだあと(笑)、バンコク市内へ。
午前中にアソーク周辺のオフィスビルを何軒かはしごする用事があり、妻にお店探しを任せたところ、なかなかレベルの高いカフェレストランを選んでくれました。なんでも、数年前に仕事の同僚たち(ハイソなマダムばかりです)に連れられてきたことがあって、それ以来すっかり忘れて、最近また何かの雑誌で読んで思い出したとか。
「値段が高めだけど大丈夫?」って懐具合を心配してくれたので(ちなみにうちは夫婦別会計です)、じゃあ朝食は摂らずに、用事を済ましてからブランチということで2食分にしよう、ということで訪れたのが、アソーク(スクンビット・ソイ16)にある【Kuppa】カッパというお店です。
コンテンツ:
バンコクのKuppaってどんなお店?
「クッパ」ではなくて「カッパ」と読むんだそうです...
むかし、マリオ・ブラザーズにハマったことがありまして、ゲームの登場キャラ、大魔王クッパも確かKuppaだったような、と思い調べてみたら、やっぱり正解!でも「スーパーマリオブラザーズ3」からKoopaに統一されたとか。
そんなことはさておき、こちらのお店はゲームとは何の関係もない、オーストラリアの方がオーナーをされている、バンコクでコーヒーを自家焙煎する初のカフェ&レストランで、1998年4月にオープンしました。
コーヒーをお店で提供するほか、店内で焙煎したコーヒーをバンコク、サムイ、プーケット、シンガポールの各都市の高級レストラン・ホテルに提供したりもしています。
こちらが入り口。タイによくある豪邸の玄関のような雰囲気。
その隣のテラス席。
バンコクのカフェ、Kuppaの雰囲気は?
カフェに到着したのが11時。お昼にはまだ早いようでお客さんはほとんどいませんでした。
大きなガラス張りの店内は光の入り具合が程よく調節してあり、とても広くてリラックスできます。チェアもなかなかいい座り心地。
私たちは食事メインなのでテーブル席にしましたが、午後のひと時をまったり読書や友人とのおしゃべりで過ごしたかったらソファー席がくつろげます。
カウンターの上部が2階席、窓側は吹き抜けと、面白い構造になっています。開放感があって人もほとんどいなくていい気分♪
Kuppaのメニューとお値段は?
大まかなメニューと値段は以下の通りです。
飲み物
- コーヒー:120~295バーツ
- 紅茶:90~190バーツ
- ワイン:チリ、オーストラリア、ニュージーランド、スペイン、イタリア産など。295(グラス)、900(カラフェ)、1,450(ボトル)
- カクテル各種:295バーツ
食事
- オールデイ・ブレックファスト:150~295バーツ
- サラダ:160~395バーツ
- キッシュ&サンドイッチ:195~295バーツ
- パスタ:325~475バーツ
- タイ料理:115~695バーツ
- メイン料理:350~795バーツ
Kuppaではブランチがおススメ
タイ料理からステーキまで、食事メニューも充実しているこのカフェですが、空腹というレベルをすでに通り越している私たち(せめて10時頃には食べたかった)がいきなりガッツリランチにすると胃が持たれるので、少しだけボリュームがありそうなサンドイッチとブレックファーストメニューの中から1つ選びました。
アボカドとチキンのサンドイッチ(295バーツ)。
具が細かくてボロボロと落ちてしまい、食べるのに少々苦労しましたが、トーストがサクサク。それに対して鶏肉とアボカドの柔らかい食感。これだけだと味が結構淡白なんですが、ドライトマトの甘みと酸味がいいアクセントとなり、味にコクのようなものが生まれます。そして刻んだバジルが後味をスキッと締めてくれます。
エッグベネディクト(295バーツ)。やはりパン(イングリッシュマフィン)のトースト加減が上手で、香ばしくておいしい。
ポーチドエッグにナイフを入れると、卵から黄身がとろ~りと流れ出す絶妙な火加減。いいですねー。あ~卵大好き。
ところで、もうだいぶ前のことですが、調理師免許を持っている弟から「卵は1日1個にしとけよ」と言われたことがあって、コレステロール値が上がるからというのが主な理由でしたが、これは事実ではなく、卵の食べ過ぎが良くないのはカロリーを摂り過ぎるからなんですね。
Kuppaではコーヒーの銘柄指定ができる
さて、実はコーヒーが先に運ばれてきていたんですが、ここではフレンチプレスでカッパ・プレステージ、ケニア、コロンビア、ブラジル、オーガニック・スマトラなど、12種類から選ぶことができます。
グアテマラとコロンビアをフレンチプレスで。このカップになみなみ注いで2杯分はあったでしょうか。
グアテマラはどっしりして濃厚な味→単に出し過ぎ?
コロンビアはスッキリとした味わい。スムーズで飲みやすく、私は普通、ミルクと砂糖を少量入れるのですが、1杯目はブラックでこのまま飲んでしまいました。
Kuppaの店内をもう少しご紹介
お店の奥にはフランス製の大きな焙煎機。迫力があります。
ショーケースにジャム、チーズ、ヨーグルト、ケーキも充実していていました。
Kuppaで食事をした感想
私たちはブランチに利用しましたが、軽食&コーヒーから本格的な食事まで、どんな時間帯に来ても困ることはないカフェレストランでした。
月曜だったせいか、昼時になってもあまり混雑せず、居心地がよくて結局2時間ほどいてしまいました。
胃袋的には大満足ですが、お値段もそれなりです。この日は2人で1,000バーツほど。2人でもちょっとお洒落なカフェやレストランに入るとこれくらい。物価が高くなったなあと感じます。
バンコクは本当ににぎやかでエキサイティングな都市ですが、カフェについては残念な場所だと妻と話していたんです。暑くてアイスにしてしまうせいか、コーヒーがうまい店というのがなかなかない。
ですが、このお店の創業が1998年ということからも分かるように、コーヒーが美味しい店がないのでは決してなく、私たちのようなお上りさんにとって簡単に見つけるのが難しいのが問題なのではないかと。
灼熱のタイにあってコーヒー豆を自家焙煎し、大きなエスプレッソマシーンをも巧みに操作し、おいしいコーヒーを提供することにひたすら情熱をかけ、客もその一杯を真剣に味わえるようなお店があれば、ぜひツイッターなどでお知らせください。
Kuppaではコーヒー豆の販売もしています
このお店では世界各地から様々な種類のコーヒー豆を輸入しており、量り売りもしています。
エスプレッソはコロンビア、ブラジル、ケニアなど6種類のアラビカ種から作られていて、程よい酸味とコクのある味わいを持つコーヒーは高級感があります。
また、ここのカフェ独自のブレンドに加えて、北タイ山間部、南アメリカの火山帯、パプアニューギニアのオーガニック農場などからシングルオリジンコーヒーを選ぶことができます。
興味がおありの方はウェブサイトのコーヒーリストを参照してみてください。
Kuppaのロケーション
BTSアソーク駅/MRTスクンビット駅から徒歩だと10分ほどです。