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永住希望者必見!?両親とも日本人の子供がタイの幼稚園に通うと?

私には10才の愛息がいて、タイ生まれのタイ育ち。

 

3才から3年間、タイのとある大学の付属幼稚園に通いました。

 

今日はその時のことを書いてみたいと思います。

 

これからタイに移住を検討される方や、地方に住まわれる方、また子供のことをタイ人の旦那さんや奥様にまかせっきりにしたくないという方の参考になれば幸いです。

 

 

バンコクに住んでお子さんがいらっしゃる日本人の方々は、お子さんを幼稚園に通わせる場合はたいてい日系の幼稚園かインターナショナル幼稚園を選ばれると思います。

 

また、インター幼稚園に日本人部があるとか、バイリンガル幼稚園とか、日・英・タイのトリリンガルな環境の幼稚園もあるみたいですね。

 

人気の幼稚園はウェイティングリストがあって順番待ちということも珍しくないようです。

 

そして、保育料はかなり高い...

 

駐在員の方は会社から補助があると思いますが、私のような地方に住んでいる現地採用教師にとっては、子供をタイの幼稚園に通わせるという一択しかなく、うちから通える範囲でベストな幼稚園を選ぶことになります。

 

大学の付属幼稚園

幸いにも、私はつてでうちからそう遠くないとある有名大学の児童・家族学学科(Department of Child Development and Family Studies)付属の幼稚園に息子を入園させることができました。

 

入園に際して両親の面談と息子の発達具合を確認する簡単なテストがあり、その後幼稚園側で審査があったのですが、息子の心身の状態だけでなく、両親が協力して子育てをしているかどうかということなどもチェックされていたらしいです。

 

純粋な日本人の園児の受け入れは初めてということでしたが、外国人だからと差別・敬遠されるようなことはなく、入園を希望する理由する欄に:

日本人ですが、タイの素晴らしい文化や習慣などを学んでユニークな人間に育ってほしい
息子を日タイのバイリンガルにして、将来は2国間の懸け橋となるような人間になって欲しい

といったことを書いたのが評価されたのかも。

 

ちなみに同じアパートに住んでいるタイ人の奥さんがいるハンガリー人にも勧めたのですが、彼らの子供さんはなんと、審査ではねられてしまいました…

 

保育園から幼稚園まで

園児と先生の人数の割合と定員の説明

 

いまは日本にもあるのかもしれませんが、ここには

  • 最年少クラス(6ヵ月~1才3ヶ月までの赤ちゃん、定員8名)、
  • 保育園年少(1才3ヶ月~2才、定員21名)、
  • 保育園年長(2~3才、同25名)、
  • 幼稚園年少(3~4才、同20名)、
  • 幼稚園年中(4~5才、同24名)、そして
  • 年長(5~6才、同24名)

と6つのレベルがあって、少数精鋭(?)です。

 

さすがに生後6ヶ月から預けるという考えは私たちは最初からなく、妻が出産後に仕事に復帰するとなったときから幼稚園入園までは通いのベビーシッターさんを雇いました。

 

幼稚園には担任と副担任が2人ずつ、そのほかにスタッフもたくさんいてケアは万全でした。

 

幼稚園の教育理念と様子

好きなことを好きなだけやらせてくれる教育方針

 

大学の研究機関の一部で、モンテッツォーリ教育、ヴァルドルフ(シュタイナー)教育、オルフ教育など、世界の名だたる教育法を取り入れた幼稚園で、月並みな表現ですが子供たちを自由にのびのびとさせてくれました。

 

また、タイでは珍しく、歌やリトミックなどの音楽の時間を取り入れて、クリスマス会で歌を歌うのを聴きに行ったりもしました。

 

幼稚園の生活は、毎朝7時半~8時半の間に登園し(といってもギリギリに来たり遅刻したりする園児多数...)、朝礼で王室賛歌斉唱があり、毎日交代で国旗掲揚を行い、おやつ(フルーツやパンとミルク、息子はマズいと言ってました...)の時間、昼食、お昼寝があって、その前に水浴びもあります。

 

親は午後4時半までに迎えに行くことになっていますが、30分につき30バーツの延長料金を担当の先生に直接支払いで、最長で6時まで預かってくれました。

 

バンコクの日本人家庭の子供が通う幼稚園ではだいたい2時~3時に迎えに行かないといけないようですが、うちは共働きなので本当に助かりました。

 

保育料

保育料とその内訳

 

保育料は年二回に分けての納入で、上半期が27,700バーツ、下半期が20,000バーツで日本円にして年間15万円程度でした。

 

これに園服、水着(各家庭で購入、どんな色や柄でもよい)などが別途かかりました。

 

しかし、各学期の終わりになると、教材費の過払い分や、インフルエンザや手足口病が流行ってお休みになった日の分の保育料が戻ってきました。

 

タイでは転校は当たり前

タイでは普通に子供たちが転校します。とりあえずここに入園したけど、名門小学校に入るために、途中でもっと受験対策ができる幼稚園に移る子も数名いました。

 

また、授業参観や懇親会でちょっとお話させて頂いた同級生のお父さんが、「この幼稚園ではお勉強が少ないから」と心配していて、やはり子供さんが年長クラスに上がる前に別の幼稚園に移っていきました。

 

タイは学歴がものをいう社会で、そういうお受験事情は日本と似ているのかなあと思います。

 

転園ではありませんが、息子は春に日本に帰った時、地元の幼稚園に数週間体験で通ったことがあり、いまでも日本とタイ両方の幼稚園に通ったことを誇りにしています(笑)。

 

感動的な卒園式

園長先生から証書を受け取る息子

 

タイの学校では入園式や入学式がなく(大学はオリエンテーションのようなものがあります)、いきなり授業が始まるのですが、卒業式はとても派手です。

 

特に大学の卒業式では王室の方から手渡しで卒業証書を頂くのですが、幼稚園でもすでにその一端を垣間見ることができます。

 

息子もこの日には白いガウンを着て、ステージの端から中央まで膝をついて歩み、園長先生から直に証書と記念品を頂きました。

 

最後に

幼稚園の先生は、息子について「いつも明るく笑顔で幸せそうですね」とよく言って下さいましたし、ある日の夕方私が迎えに行くと息子は友達と流ちょうなタイ語でふざけ合っていて、その光景はとても微笑ましいものでした。私は、息子には個性と協調性を上手に両立させて、一緒にいると楽しいと思われる暖かい人間になって欲しいと願っています。

 

そのベースとなる幼稚園ですが、タイの幼稚園に通って本当に楽しい3年間でした。

 

自分が育ってきたのとまったく異なる環境で成長する息子をみて、果たしてこれでよかったのかと不安になることも多々ありますが、いまではこのような貴重な体験をさせてもらって感謝の気持ちでいっぱいです。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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