
タイに来たら、家族連れでもカップルでも、はたまたタイ料理が初めてという人にも、カジュアルでおいしいイサーン料理はいかがでしょうか。
衛生面から「屋台はちょっと」という人にも、清潔感のあるデパート内にあるチェーン店でなら安心です。
チェーン店とはいっても、タイ人を連れて行っても「うん、ここの飯はうまい」と言わしめるレストランです。
この記事ではそんなタイ料理レストラン、 Kampoon(カムプーン) をご紹介します。
コンテンツ:
【カムプーン Kampoon】とは
タイにあるイサーン風タイ料理店です。
カムプーンは現在バンコクとその周辺に以下の8つの支店があります。
- CentralWorld(セントラルワールド、伊勢丹の隣)
- CentralFestival EastVille(セントラル・フェスティバル・イーストヴィル)
- CentralPlaza Pinklao(セントラルプラザ・ピンクラオ)
- CentralPlaza Ladprao(セントラルプラザ・ラップラオ)
- CentralPlaza Grand Rama 9(セントラルプラザ・グランド・ラマ9)
- CentralPlaza Bangna(セントラルプラザ・バンナー)
- Centralplaza Salaya(セントラルプラザ・サラヤ)
- Seacon Square(シーコンスクエア)
100種類以上のメニューが揃っていて、
- ソムタム・プー(蟹パパイヤサラダ)
- ミックスフルーツソムタム
- たけのこスープ
- キノコのラープ(スパイシー和え)
- ナムトック(焼肉のサラダと訳すべきか...)
- サイタップ(ナムトックに似た料理で、牛または豚のレバーを刻んで茹で、ハーブ類と和える)
- コームーヤーン(豚のど肉のあぶり焼き)
- ヌアヤーン(牛肉のあぶり焼き)
など、代表的な料理を楽しむことができます。
*セントラルワールド店だけはアハーン・タムサン(注文に応じて作ってくれる)となっています。
デザートも、タイのスイーツやアイスクリームなどがあり、予算的にもリーズナブルで懐が痛まず、個人的には家族や親しい友人たちとおじゃべりしながらランチやディナーをするのに最適です。
カムプーンの特徴は、MSG(グルタミン酸ナトリウム=うまみ調味料)を使用していないということです。
健康に気を使っているアメリカ人同僚の一人は、外食の際にMSGの有無を非常に気にしているのですが、そういった方を連れていくことも可能です。
【カムプーン Kampoon】店内の様子
セントラル・サラヤ支店の店内
セントラルワールド店の様子
それぞれの支店によって違いはありますが、基本的にイサーンの古民家を思わせるシンプルなインテリアで、好感が持てます。
セントラルグランド ラマ9店の様子
私たちが訪れた支店は、木でできたおもちゃの鉄砲などが飾ってあり、見た目にも楽しかったです。
【カムプーン Kampoon】メニューとおすすめ
とにかく、どれも外れがないので安心ですが、スープ、肉料理、サラダとバランスよくオーダーすることをおすすめします。
ドリンク
ドリンクは、コーラ、スプライトなどのソフトドリンクの他、ハーバルドリンク各種(65バーツ)、タイ風アイスティーやアイスコーヒー(75バーツ)があります。
ハーバルドリンクは写真のような器に入ってきますが、シロップが別なので、好みで甘さを調節できるようにしてある気遣いがうれしいです。
水も飲料水でなくミネラルウォーターです。
スープ
コチラは超有名なタイ料理、トムヤムクン(ここでのメニュー名はTom-Yum-Goong-Maae-Nam-Ma-Prao-Orn、180バーツ)。
トムヤムスープには大別してクリアスープのナムサイとココナッツミルクが入っているナムコンの2種類がありますが、こちらは後者になります。
この写真で、お餅のようなほうとうのような白い具材が入っているのがわかりますでしょうか?実はこれ、ココナッツの果肉なんです。
トムヤムスープに入ったココナッツの果肉、シャクっとした食感でおいしいです。
トムヤムクンはもういいよ、という方には骨付き豚肉が入ったトム・セープというスープ(Tom-Sab-Kra-Dook-Moo-Orn)をおすすめします。
イサーン料理と言えば豚肉ですね。こちら、左が豚肉ラープ包み揚げ(ひき肉のスパイシー和え、95バーツ)、右がナムトック・コームーヤーン(豚のど肉のサラダ、130バーツ)。
豚ひき肉を香辛料で和えたものを春巻きのように包んで揚げてあり、ビールが飲みたくなる味です。
肉料理
コチラは焼いただけでハーブ類と和えてないコームーヤーン。豚肉でも柔らかい部位なので、硬い肉は敬遠したいという方でも大丈夫です。
コチラはガイヤーン(タイ風焼き鳥)とカオニャウ・トート(もち米を団子状にして揚げたもの)Kai-Yang-Kao-Niew-Tord、130バーツ。
甘辛のタレと濃厚なスパイスのタレの2種類でいただきますが、鶏肉自体にもしっかり味がついているので、辛いのが全くダメな人はたれにつけなくてもOKです。
ソムタム
珍しいコーンのソムタム、タム・カーオーポート(Tum-Kao-Pod、120バーツ)。
コーンの甘みもさることながら、タイの長いインゲン豆を細かく切ったもの、桜エビ、ピーナッツとミニトマトとの食感が楽しいです。
コーンソムタムは、後日訪れたこちらのお店もおいしかったので、食べ比べも面白いかもです。
参考記事:【Laoyuan(ラーオユワン)】バンコクのユニークなタイ&ベトナム料理レストラン
コチラは季節限定メニュー。前述のラープ揚げをオーダーするとこの鶏の足入りソムタムが無料になるプロモーションをやっていました。
ソムタムは蟹入り、ラオス風など全18種類(75~250バーツ)。
カーオニャウ(もち米)もこのようなかわいらしい入れ物に入って提供されます。
デザート
デザートにいきましょう。ココナッツのシャーベット(120バーツ)。
もし万が一、アクシデントで唐辛子を噛んでしまっても、この程よい甘みで中和してもらえそうです。
ココナッツ・アイスクリーム(Ice-Cream-Ka-Ti-Sod-Song-Kreung、85バーツ)。
3スクープのココナッツアイスに、ココナッツクリームと4種類のトッピング(ジャックフルーツの細切り、タプティム、ピーナッツ、もち米)。もち米とアイスを一緒に...といわずに一度食べてみてください。
そして、タイのデザートは何と言ってもこれでしょう。もち米マンゴー(Kao-Niew-Ma-Muang、150バーツ)。
*メニューにはドリアンもありましたが、季節によっては品切れのものもありますので、お店で確認してください。
【カムプーン Kampoon】の口コミと評価
これまでに主にフィリピン、マレーシア、シンガポールという東南アジア各国からのゲストや友人たちを連れて行き、今回は南部出身のタイの友人たちと共に総勢6名で食事しましたが、とても喜んでもらえました。
また、ネットでも調べてみましたが、タイ人、欧米人共におおむね好評のようです。




イサーン料理レストラン【カムプーン Kampoon】の追加情報とまとめ
味は強い個性があるわけではないのですが、その分マイルドで大衆向けといった感じで、タイ料理、イサーン料理を初めて食べる人でも食べ慣れた人でもOK。
今回はタイ人にオーダーを任せ、小学生の子供がいたので最後に「マイペット(辛くなく)」とだけ伝えてもらったのですが、これで大丈夫でした。
ただし、心配な方は「マイサイ・プリック(唐辛子を入れないで)」または「サイプリック・メッディアウ(唐辛子は1本だけで)」と伝えてみましょう。
難点はメニューに日本語がないことかもしれませんが、メニューは写真付きで番号が振ってあるので、言葉に自信がなくてもメニューの写真を指差すか番号を伝えれば大丈夫だと思います。
予算の目安ですが、今回お会計は6人で1,500バーツほどでしたので、一人当たり250バーツでした。
ということですので、在住者も旅行で来られた方も、ぜひ一度ここで食事してみてください。
- セントラルワールド(7階)Tel. 02 646 1004
- セントラル・フェスティバル・イーストヴィル(1階)Tel. 02 102 5212
- セントラルプラザ・ピンクラオ(5階)Tel. 02 884 7182
- セントラルプラザ・ラップラオ(1階)Tel. 02 103 4005
- セントラルプラザ・グランド・ラマ9 (地下1階)Tel. 02 102 3470
- セントラルプラザ・バンナー(地下1階)Tel. 02 102 4218
- セントラルプラザ・サラヤ(1階)Tel. 034 100 771
- シーコンスクエア(4階) Tel. 02 106 3310