バンコクのアイコンサイアム・高島屋への行き方まとめ
2018年11月10日、チャオプラヤー川西岸、ミレニアムヒルトンとペニンシュラの間に、新しい大型商業施設【アイコンサイアム】がオープンしました。
バンコク在住者でオープンを心待ちにしていた人も多いかと思います。
しかし、立地がトンブリー側、チャオプラヤー川の西側といいこともあり、アクセスの悪さを懸念する声も聞かれます。
オープン前に2回、そしてオープン2日目にももう一回訪れたついでに、アイコンサイアムへの行き方について調べてみましたので、これから訪れる方の参考にしていただければと思います。
コンテンツ:
バンコク中心地からアイコンサイアムへの行き方
将来的にはBTS新線(その名もゴールドライン!)が開通し、駅とデパートを直結させる予定ですが、オープンしたばかりの現在、アイコンサイアムへ行く方法は大きく分けて
- ボート
- バス
- 自家用車
の3通りです。
以下に説明します。
1.ボート
アイコンサイアムに行くボートは、シャトルボート、チャオプラヤーエクスプレスボート、ツーリストボート、周辺のホテルが運行しているボートの4種類です。
無料シャトルボート
こちらがシャトルボートです。
発着地がサトーン(BTSサパーンタクシン駅に接続)、CATビル(駐車場あり)、シープラヤー、ラチャウォンの4ヶ所あります。
9時〜23時まで、10分間隔で運行しています。
一つ注意点があり、アイコンサイアムから各地点に戻る時は、サトーン行きのみ1番乗り場(デパートから川に向かって右手)、その他のボートは4番乗り場(デパートから川に向かって右手)から出発しますので気をつけてください。
チャオプラヤーエクスプレスボート
バンコク都民の足でもあり、旅行者にとっても風情を味わえるチャオプラヤーエクスプレスボート。
オレンジ、黄色、緑それぞれの路線がアイコンサイアムの船着場にとまります。
オレンジの旗のボート
路線:ワット・ラチャシンコーン〜サトーン(サパーンタクシン)〜ノンタブリー
営業時間:毎日6時〜19時
運賃:一律15バーツ
黄色い旗のボート
路線:サトーン(サパーンタクシン)〜ノンタブリー
営業時間:平日6時15分〜8時20分と16時〜20時
運賃:一律20バーツ
緑の旗のボート
路線:サトーン(サパーンタクシン)〜パクレット
営業時間:平日6時10分〜8時10分と16時30分〜17時50分
運賃:距離に応じて13~32バーツ
チャオプラヤーツーリストボート
エクスプレスボートと混同しやすいですが、こちらの青い旗のボートは別系統で料金も違うので気をつけてください。
路線:サトーン(サパーンタクシン)〜プラ・アティット
営業時間:毎日9時〜17時30分、サトーンからは毎時00分と30分発、アイコンサイアムからサトーンへは毎時26、56分発で最終は18時26分発。
*アイコンサイアム16:26、16:56、17:26、17:56、18:26発はアジアティークまで運行。
運賃:1回券50バーツ、1日乗船券180バーツ
*乗り場や運行時間は今後変更になる可能性もありますのでご了承下さい。
周辺のホテルが運行するボート
以下の各ホテルがそれぞれシャトルボートを運行しています。
- ロイヤルオーキッドシェラトン
- マンダリンオリエンタル
- チャトリウムリバーサイド
- ペニンシュラ
- ラマダプラザ
詳細は各ホテルにお尋ねください。
2.バス
バスには、大別して無料シャトルバスと公共のバスの2種類があります。
シャトルバス
シャトルバスには、BTSクルントンブリー駅1番出口から乗ることができます。
運行時間:毎日、9時〜22時
*10~15分に1本の間隔で出ていますが、暑い中待ちたくない人は料金が7バーツのシーロー(4輪の乗り合い軽トラック、Icon Siamと英語の表記があります)も同じ場所から出ています。
*BTSクルントンブリー駅からアイコンサイアムまでの所要時間は5分ですが、時間帯によっては渋滞で15分か、それ以上かかることもあります。
公共のバス
バンコク都内を走るバスの路線を正確に把握するのは至難の技ですし、アイコンサイアムが面している片側2車線のジャルンナコーン通りはBTSを建設中で渋滞が激しいのでおすすめしませんが、把握できた範囲で掲載しておきます。
- 6:Bang Lamphu → Phra Pradaeng(カオサン通り)
- 84:Om Yai → BTS Krungthonburi(BTSウォンウェンヤイ駅)
- 84(エアコンユーロII バス):Wat Rai Khing → BTS Krungthonburi
- 84(エアコン黄色バス):Samphran → BTS Krungthonburi
- 88:Lat Ya → KMUTT Bang Khun Thian
- 89:Suan Phak → ラチャマンガラ工科大学(モンティエンリバーサイドホテル)
- 111:Charoen Nakhorn → Thalat Phru
- 149:Phutthamonthon Sai 2 → Ekamai(BTSスラサック、サトーン、Big C Extra ラマ4、バンコク大学)
- 166:Khlong San → Kheha Thon buri
- 177:Bang Bua Thong → Victory Monument(BTSサラデーン駅、チュラ大、MBK、BTSラチャテヴィ駅)
3. 自家用車
アイコンサイアムの建物自体が2,800台収容できるほか、
- ターディンデーン通りソイ20(1,6km)に200台
- CATビル(シャトルボートで移動できます)に900台
の駐車スペースがあります。
アイコンサイアム・高島屋の今後に期待
これまでは、バンコクの主なデパートはサイアムパラゴンを筆頭に、バンコクの中心部であるサイアム地区とスクンビット通りに沿って建てられてきました。
しかし、最近になって富裕層が郊外に住むようになってきたこと、冒頭のヒルトンやペニンシュラに加えてシェラトンやオリエンタルのような高級ホテルからも渡し船ですぐということ、観光客も多い地区であることから、あえてこのような大型商業施設がない「未開の地」が選ばれたようです。
英語で「メガモール」と表現されているこの施設の売り場面積は525,000平方メートルとタイ最大で、11月9日にはオーケストラ演奏やタイ舞踊のダンサー、アリシアキーズのライブ、花火とドローン1,500台によるショーと、まさにタイの見栄文化を象徴するド派手なオープニングイベントが行われました。
個人的には車で30分、川を渡ってバンコクの都心に行かなくても家族と食事したり買い物したりと休日を楽しめる場所ができたのはうれしいですね。
アイコンサイアムのあるジャルンナコーン通りは下町風情があって好きです。大型ショッピングモールとのコントラストが素晴らしい。これがバンコクの魅力でもありますが、タイは古いものはどんどんなくなっていってしまいます。ここもBTSが開通したらガラッと変わってしまうんだろうなぁ。 pic.twitter.com/LWCE8AyCUO
— バンコク郊外の大学講師🇹🇭 (@thaifoodfun) 2018年11月7日
ただ、アイコンサアムのあるジャルンナコーン通りは200年前に建てられたモン族の家があるなど昔ながらの下町といった風情があり、便利になって楽しみが増えるのはうれしい反面、周辺の景観が今までの面影も残さず変わってしまうかと思うと複雑な気持ちにもなります。
巨大モールの中の高級レストランと、ジャルンクルン通りのローカルな麺料理屋さん。
私が初めて来タイした時、高級高層コンドミニアムと伝統的な仏教寺院がすぐ近くに見えてそのギャップが面白いと思ったのですが、訪れた人がこのギャップをいつまでも楽しめるよう共存していってほしいものです。
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