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タイの仮想通貨事情は?億り人はいる?学生たちに聞いてみた

仮想通貨が熱いですね。

これまで何度となく、ビットコインでぼろ儲けした「億り人」たちの話から大暴落によって大損をした人たちの話まで耳にしましたが、あまり金融リテラシーが高いとはいえない自分は高見の見物を決め込んでいました。投資についてはいろいろと検討しているんですけどね。

そして今日、学生たちとカフェで歓談した際に仮想通貨の話になり、タイ人はどう捉えているかの一端を聞くことができたのでここでシェアさせていただきます。

 

タイで仮想通貨の取引は合法?

2013年に、タイ初のビットコイン取引所、Bitcoin Company Ltdが中央銀行にお伺いを立てたとき、ビットコインは通貨ではないとされ、取引を一時禁止されたりということがありましたが、紆余曲折を経て現在では違法ではないということのようです:

他の東南アジア各国同様、タイでも仮想通貨の法的な取り扱いはまだ微妙なライン。中央銀行は2013年に一度ビットコインの取引を禁止し, 2014年の初めに解禁したが、タイ銀行は、デジタル資産の損失には一切責任を負わないということ、 また消費者に対して、ビットコインは通貨ではなく固有のリスクが伴うことを警告する声明を発表した。2017年6月28日付バンコクポスト・オンライン版

また、今年始めには先物取引も解禁されたようです:

タイ証券取引委員会(SEC)は、証券会社が提供するタイ初のビットコイン先物取引サービスはルールに反するものではないが、リスクが高いので投資家に注意を促すと述べた。2018年1月9日付バンコクポスト・オンライン版

 

タイでどのくらいの仮想通貨の取引がされているのか?

出典:https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/THB

 

ビットコインの通貨別ボリュームでは日本円とUSドルが拮抗していて、どちらも30%代。両方でシェアの6割以上を占めています。

タイバーツは全体の0.11%で、このグラフでは「その他」に分類されているのですが、

出典:https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/THB

 

こちらを見てみると、タイバーツの24時間ボリュームは約1億1千万バーツとなっています。

ボリュームは出来高のことで、これが大きければ大きいほど取引が活発に行われているということなので、まだそこまで多くはないという印象です。

日本でこれだけビットコインが注目されているということは、経済的な成長が見込まれず有望な投資先もあまりないからなんでしょうか?

儲けたり損したりした学生たちの話

コーヒーでも飲みながら仮想通貨談義しようよってことで、気が付いたら2時間くらいカフェで話に花を咲かせてしまったのですが(汗)、

学生A
先生、もしビットコインに興味があるなら今が買いですよ、価格が下落していますから。
そんな手軽に始めれるものなんだ。
学生A
スマホでSETのチャート見て株の売買するのと変わらないですよ。カシコン銀行かバンコク銀行でまず2~3千バーツくらい入金して、気に入ったら少しずつ増やしていったらいいですよ。

と、こんな会話で始まっていきなり本気モード。

学生B
仮想通貨は株より手っ取り早く稼げるけど、その分リスクも大きいです。短期トレードの場合は一日で20~50%、時には100%の利益を出せることもありますよ。その代わり80%くらい下落することもありますけどね。
学生C
BittrexやBinanceには100種類以上のアルトコインが取引できて、いいコインを選んで1~2ヶ月ホールドしておけば2~10倍に増やせますよ!

うんうん、なるほど...

実際に売買してるの?
学生D
去年の4月から BX.in.thでやってまーす。5万バーツを1ヶ月で4倍にしましたよ!
学生B
僕の友達で10万バーツくらい損失を出した人いますよ。いま回復するのを待ってる状態なんですけど。
学生C
完全にミスったってね。XRPがリバウンドするのはそんなにかからない筈だって言ってたけど。
学生で10万バーツはそんなに痛くないのか...

 

採掘もする大学生と税金の話

日本で実際めちゃくちゃ儲けた人がいるんだよね。タイ人でそういう人知ってる?
学生C
タイと海外の取引所の両方を使って1千万バーツ稼いだ人知ってますよ。彼、2016年にマイニングファームも作ってモネロコイン(XMR)のマイニングもやってるんですよ。僕の友達がリグ1台持っててそれに加担してるんですけど。
1千万バーツも稼いで、それに対する税金ってかからないの?
学生B
政府は何のアクションも起こしていないので、今のところ100万バーツ稼いでも丸儲け状態ですけど、トレーダーに課税するか検討中なんじゃないでしょうか?
学生C
ビットコイン取引所(販売所)はトレーダーから手数料を得ていて、そこから法人税を払ってるわけだし。政府は最近ネガティブなことは言ってないですけど。

*実際には課税対象になります。後日改めて書かせていただきます。

 

学生たちと話して思ったこと

以上、投資を考え始めたばかりの素人が仮想通貨についてタイの今を知る学生たちから聞いた話でした。

彼らとの実際の会話では話題が行ったり来たりして、聞きなおすことも何度かあり、それでも理解できなかったり疑問に思ったりしたことは自分なりに後から調べてみましたが、あくまで聞き及んだ話ですので認識不足などはご了承ください。

 

学生たちと話をして思ったのは、

  • 彼らが仮想通貨の将来を信じているということ
  • インターネットが世の中に普及し始めて以来感じてきた時代の流れが加速度的に変化しているということ

の2点です。

学生D
ビットコインに投資するのは将来の通貨を買うっていうことだと思いますよ。

って言う言葉が印象的でした。

 

私がリタイヤする年齢に達し子供が社会人になる頃には、世界の流通・経済事情はさらに大きく変化し、現在とはまったく違う決済方法になっているだろうと思います。

しかしせっかく便利になっても、それを使いこなせないようであれば意味がなくないですか?

 

平穏なタイで暮らしていて年齢を重ねていくと、情報にも疎くなりがちですが、せっかく大学の先生という、今を代表する若い世代の子たちと接する機会が多い立場にいるので、なんとか必死に時代の流れに食らいついて行き、子供にも変化のプロセスをしっかり伝えるようにしていきたいですね。

 

最後に

決して仮想通貨を持ったり投資することをすすめるわけではありませんが、いままでタイで教育と研究に身を捧げてきて時代の流れに疎かった自分としては、小額でも所有してみることで世の中の動きというものを体感できるのではないかと思っています。

学生A
先生、リスクは自分で受け入れてくださいね!

勧めるだけ勧めといて、最後はその常套句(笑)。

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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