
仮想通貨が熱いですね。
これまで何度となく、ビットコインでぼろ儲けした「億り人」たちの話から大暴落によって大損をした人たちの話まで耳にしましたが、あまり金融リテラシーが高いとはいえない自分は高見の見物を決め込んでいました。投資についてはいろいろと検討しているんですけどね。
そして今日、学生たちとカフェで歓談した際に仮想通貨の話になり、タイ人はどう捉えているかの一端を聞くことができたのでここでシェアさせていただきます。
タイで仮想通貨の取引は合法?
2013年に、タイ初のビットコイン取引所、Bitcoin Company Ltdが中央銀行にお伺いを立てたとき、ビットコインは通貨ではないとされ、取引を一時禁止されたりということがありましたが、紆余曲折を経て現在では違法ではないということのようです:
また、今年始めには先物取引も解禁されたようです:
タイでどのくらいの仮想通貨の取引がされているのか?

出典:https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/THB
ビットコインの通貨別ボリュームでは日本円とUSドルが拮抗していて、どちらも30%代。両方でシェアの6割以上を占めています。
タイバーツは全体の0.11%で、このグラフでは「その他」に分類されているのですが、

出典:https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/THB
こちらを見てみると、タイバーツの24時間ボリュームは約1億1千万バーツとなっています。
ボリュームは出来高のことで、これが大きければ大きいほど取引が活発に行われているということなので、まだそこまで多くはないという印象です。
日本でこれだけビットコインが注目されているということは、経済的な成長が見込まれず有望な投資先もあまりないからなんでしょうか?
儲けたり損したりした学生たちの話
コーヒーでも飲みながら仮想通貨談義しようよってことで、気が付いたら2時間くらいカフェで話に花を咲かせてしまったのですが(汗)、
と、こんな会話で始まっていきなり本気モード。
うんうん、なるほど...
採掘もする大学生と税金の話
*実際には課税対象になります。後日改めて書かせていただきます。
学生たちと話して思ったこと
以上、投資を考え始めたばかりの素人が仮想通貨についてタイの今を知る学生たちから聞いた話でした。
彼らとの実際の会話では話題が行ったり来たりして、聞きなおすことも何度かあり、それでも理解できなかったり疑問に思ったりしたことは自分なりに後から調べてみましたが、あくまで聞き及んだ話ですので認識不足などはご了承ください。
学生たちと話をして思ったのは、
- 彼らが仮想通貨の将来を信じているということ
- インターネットが世の中に普及し始めて以来感じてきた時代の流れが加速度的に変化しているということ
の2点です。
って言う言葉が印象的でした。
私がリタイヤする年齢に達し子供が社会人になる頃には、世界の流通・経済事情はさらに大きく変化し、現在とはまったく違う決済方法になっているだろうと思います。
しかしせっかく便利になっても、それを使いこなせないようであれば意味がなくないですか?
平穏なタイで暮らしていて年齢を重ねていくと、情報にも疎くなりがちですが、せっかく大学の先生という、今を代表する若い世代の子たちと接する機会が多い立場にいるので、なんとか必死に時代の流れに食らいついて行き、子供にも変化のプロセスをしっかり伝えるようにしていきたいですね。
最後に
決して仮想通貨を持ったり投資することをすすめるわけではありませんが、いままでタイで教育と研究に身を捧げてきて時代の流れに疎かった自分としては、小額でも所有してみることで世の中の動きというものを体感できるのではないかと思っています。
勧めるだけ勧めといて、最後はその常套句(笑)。