
タイ第2の都市チェンマイは、バンコクとは違って落ち着いて穏やかな雰囲気。
いつでも様々な国の異なる年齢層に人気があり、最近はノマドと呼ばれる、場所や時間にとらわれない自由な働き方をする人も非常に多く集まっています。
私はタイで長年大学教員をしていますが、半分ノマドみたいなもので、大学の長期休暇になると旅行をしながら、カフェやコワーキングスペースを見つけて執筆などをしています。
現在、チェンマイには5~6ヶ所のよく知られたコワーキングスペース、いくつかの小さなコワーキングスペース、そして新しいスペースが続々とオープンしています。
また、ほとんどのカフェでは無料のWi-Fiを提供していて、客が何時間も座って仕事をしても特に問題はありません。
今回の記事では、チェンマイ在住のタイ人の友人にすすめられ、私が実際に利用してみたコワーキングスペースを3つご紹介します。
1.Camp(キャンプ)
様々な雑貨や飲食店がならび、街歩きの場所としてとても人気があるニマンヘミン通りと、ランパンに向かう通称スーパー・ハイウェイが接続する交差点に建つMAYA(メーヤー)ライフスタイル・ショッピングセンター。
その5階にあるのが、タイの携帯大手AISが運営するコワーキングスペース、Camp(キャンプ)です。
MAYAの営業時間は11時~22時ですが、ホアイケーオ通り(Huaykaew Rd)を北西(左)に行くと24時間使用可のエレベーターがあり、深夜や早朝に利用する場合にはこちらを利用します。
利用方法は、カウンターで50バーツ以上のドリンクか軽食をオーダーすると2時間分のWi-Fiのユーザーネームとパスワードが記された紙をくれます。

メニューは、
- ホットドリンク:65~80バーツ
- コールドドリンク:85~100バーツ
- フラッペ、スムージー:90~105バーツ
で、ケーキ、サンドイッチ、ラーメンといった軽食も100バーツ前後で販売していました。
タイ在住者または旅行者で、携帯大手AISを利用している場合には、利用プランにより若干の割引があります。
店内は黄緑を基調とした近代的な図書館といった雰囲気。
シートのデザインも様々なら、利用者も勉強する学生、タブレットで動画を鑑賞するタイ人、ノマドっぽい西洋人など様々。
レビューには、「曜日や時間帯によっては混雑して座る場所がない」ということも書いてありましたので、長時間の作業が必要な人は早めに行って座席を確保した方がいいでしょう。

2.Punspace Tha Phae Gate(パンスペース)
旧市街のターペー門近くに、他のスペースより少し高いですが設備の整った、作業にとても集中できるコワーキングスペースがあります。
入り口はこんな感じで、気を付けないと見逃してしまいそう。
こちらのらせん階段を上るか、駐車場の方からスロープを上がって2階の受付へ。
初回利用の際は身分証明書を提示して、氏名、住所、電話番号など必要事項をパソコン入力し(登録料はありません)、料金を払ってユーザーネームとパスワードが記された紙片を受け取ります。
時間内なら食事などでいったん退出してもよく、また一日利用は18時までですがそれ以降もいていいと言ってくれました(ただし、18時以降に退出したら戻ることはできません)。
旧市街の民家の間にある大きな倉庫といった感じで、広々としています。
アームレストのあるオフィスチェアでゆったり座って作業できます。
テーブル席がメインで、学生は見当たらなく、欧米人のプログラマーが多い印象を受けました。
窓際で立って作業をしたり、1台あるソファで仮眠をとったりする人も。
キッチンスペースがあり、冷蔵庫、電子レンジ、湯沸し器もありましたが調理はできません。
飲料水、インスタントコーヒー、ビスケットなどのスナックは利用料に含まれていますが、カップラーメンや冷蔵庫に入っている飲み物は有料です(カップ麺20バーツ、コーラなどのソフトドリンク20バーツ、ビール50~70バーツ)。
一階にはトイレ、ミーティングルーム、スカイプルーム(小さな個室)とBurkta Coffee(8時~17時営業、マイカップ持参で5バーツ引き)。

3.Wake Up Coffee
Wake Up Coffeeは、ここ数年で店舗数を拡大してきた、24時間営業のコーヒーショップ兼コワーキングスペースです。
チェンマイ各地、ランパン、ランプーン、バンコクにも支店がありますが、私が利用したのは旧市街の北西にある、Icon Square という一角にあるお店。
隣はKFC、近くにはピザハットや、小さな日本料理店も。
こちらでドリンクなどをオーダーし、ユーザーネームとパスワードが記されたレシートを受け取ります。
店はガラス張りで開放的。一階の3分の1ほどのスペースの2階席もあります。
カフェだけあってメニューは豊富で、
- ホットコーヒー:59バーツ~
- アイスコーヒー:69バーツ~
- スムージー:79バーツ~
- フラッペ:89バーツ~
- マフィン:59バーツ~
- サラダラップ:69バーツ~
- ケーキ:79バーツ~
といった感じです。

コーヒーだけ買いに来る欧米の旅行者もいましたが、PCで長時間作業をするノマドワーカーや勉強中の学生がほとんどでした。
なお、トイレはお店を出て、このスクエアの共用トイレまで行く必要があります。

【チェンマイ中心部にあるコワーキングスペース3選】まとめ
以上、スタイルの異なる3つのコワーキングスペースをご紹介しました。
基本的に、コワーキングスペースでは寝たり、他店で購入した飲食物を持ち込んだりするのは禁止ですので注意してください。
それでは、お気に入りの場所が見つかって作業がはかどりますように!