
東南アジア屈指の大都会であるバンコクには、レストランが天文学的な数ほどあって、食べることに困ることはありません。
旅行者にも地元タイの人々にも人気なのは、やはりビュッフェ形式のレストラン。
タイでは、食べ放題は英語式に「バッフェ」と呼ばれていまして、一定の料金を払って数々のメニューの中から好きなものを好きなだけ食べれるという明朗さがウケているのは万国共通ですね。
私は、今まではアプリeatigoを使ってホテルのビュッフェに行っていたのですが、ホテルでなくてもビュッフェ形式のレストランは数多くあり、下手にホテルに行くより値段もクオリティも断然いいところがかなりあります。
この記事は、そんなレストランのひとつ、【Copper】をご紹介したいと思います。
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バンコクのCopperインターナショナルビュッフェについて
その高い耐熱性と熱伝導率の良さから、調理器具にも使われている銅。
しかし、銅製の鍋などは値段が高く、タイでは食材の品質管理や顧客のケアをしっかりしているレストランでしか使われていないそう。
そういった経緯でCopper(コッパー)と名づけられたこのお店は「選び抜いた食材と良いサービスを提供する」が主なコンセプトのレストランで、その通りおいしいものをたくさんいただいてきました。
レストランの場所なんですが、バンコクの中心部からは少し離れていまして、ピンクラオにあるんです。
Central Plaza Pinklao(セントラル・ピンクラオ)から200m先(西方)、徒歩で1~2分のThe Sense(ザ・センス)というモールの3階にあります。
ボロムマラチャチョナニー(Borommaratchachonnani)通りという何回も噛みそうになる名前の通りにあり、カフェTom’n Tomsが目印。
車で来られる方は通り過ぎてしまいそうになりますので気をつけてください。
バンコクのCopperインターナショナルビュッフェのシステムと料金
こちらのお店は時間制で、以下の営業時間内で2時間、食事と飲み物を好きなだけエンジョイすることができます。
営業時間
月~水:16時30分~22時30分
木・金:11時30分~15時、16時30分~22時30分
土・日・祝日:①11時~13時、②13時30分~15時30分、③17時~19時、④19時30分~21時30分
料金
料金は大人987バーツ、身長90~120cmの子供は300バーツ、それ以下のお子さんは無料です。
写真は「JCBカードで5,599ポイントを使うと2人目の料金が無料になる」というプロモーションですが、他のレストラン同様、レストラン独自のものやカード会社と提携したプロモーションが頻繁に行われるので、事前に要チェックです!
予約
週末は混むので、予約を入れて行った方がベター。
Copperのフェースブックページからメッセージで
- 日にち、
- 希望する時間、
- 人数、
- 名前と携帯番号
を送ると、折り返し確認のメッセージが返ってきます(10人以上の場合はデポジット5,000バーツが必要になります)。
ただし、座席の指定(窓側とか、料理の近くなど)はできないようで、あくまで人数分の座席を取っておいてもらえるだけのようです。
当日は入り口で受付のお姉さんに名前と携帯番号を伝えればOK。
駐車場の利用料が無料になるスタンプもここでもらえます。
バンコクのCopperインターナショナルビュッフェの店内
店内は広く座席数も十分にあり、バンコクの高級ホテル内のレストランほどのスペースの中央に、さまざまな料理のオープンキッチンがあります。
開店10分前に着きましたが、店の前は待っている客でかなり混雑していました。
「あと2分でオープンします」というタイ語のアナウンスがあり、時間になると飛行機の優先搭乗のように小さなお子さん連れと70歳以上の方が先に入場できます。
座席の指定はできないということでしたが、私たちは窓際のいい席が用意されていました。
客層ですが、タイ人がほとんどで、旅行者は韓国人の6~7人のグループのみ。
2時間あるのですが、大半のお客さんは1時間半もすると徐々に帰りはじめ、「あと10分です」というアナウンスがある頃にはほとんどの席が空いていました。
トイレはモールの共用トイレを使うことになりますが、お店を出てすぐ、ATMの近くにあります。
バンコクのCopperインターナショナルビュッフェの料理と特徴
料理を私たちの席から近い順に紹介していくと、
パン・オードブル&サラダバー
イベリコ豚、マグロステーキ、鴨肉の燻製など
タイ料理
蒸し焼き白身魚(ドリー)のスパイシーレモン風、豚肉ソーセージ、ガイヤーン・バーベキューソース、豚足のパロ煮込み、チキングリーンカレー、カノムヂーン、ごはん、ソムタム、クイッティアウ、パッタイなど
揚げ物コーナー
空芯菜のてんぷら、コームーヤーン(豚のど肉のあぶり焼き)、鶏から揚げ、海老天
パスタコーナー
チーズホイールパスタ(後述します)、和牛、ベーコン、カルボナーラ、シーフード
グリルコーナー
手長海老、オーストラリア産和牛のステーキ、サーモン
海鮮コーナー
牡蠣、茹で海老、ムール貝、寿司&刺身(サーモンはノルウェー産)

デザート
アイスクリーム8種類の他、チョコレートラバケーキ、もちラバ、ワッフル、ハニートースト、チョコレートクリーム、パンナコッタ、クリームブリュレ
フリードリンク
コーラ、ファンタ、スプライト、ジャスミングリーンティ(アイス)、ハニーレモン、フルーツパンチはセルフで、自分のテーブルにあるグラスを持っていって注ぎます。
コーヒーはセルフでマシンの注ぎ口に自分でカップを置きます。

あと、プーケット・ロブスターとか、限定メニューのプロモーションもたまにあるみたい。
バンコクのCopperインターナショナルビュッフェでのおすすめ
まずは、私が大好きな生牡蠣。日本産です。
大粒で身がぷりぷりしていて食べ応えがあります。タイ式にライムとディル、にんにくチップでいただきました。
お次はこれ、チーズホイールパスタ。
茹でたカッペリーニ(Capellini:細いパスタ)とトリュフを混ぜ込んだクリームソースをパルメザン・チーズの桶(!)の中で混ぜ込み、仕上げにチーズのまわりを薄く削ったものをまぶして完成。
私はにおいのきついチーズがダメなので、これはパスしようと思ったのですが、妻がオーダーしたパスタが運ばれてきたときまったくチーズ臭くないじゃないですか。

オーストラリア産和牛のステーキも逃せませんね。霜降りではなく赤み肉ですが、噛み応えがあって安定の味。
もちろん何切れでもお代わりできます。
ただし、焼き具合を6段階で選べるのですが、結構混んでいたせいか、ミディアムでオーダーしましたものの少し火の通り具合が足りない気がしました。
生でも食せるとはいえ、あまりレアっぽいのが好きではない人はミディアム・ウェルダンかウェルダンを頼んだ方がいいでしょう。
また、寿司&刺身コーナーで和牛の薄切り寿司を頼んだのですが、これがまたユニークで、しゃりの部分がごくわずか。

デザートも逸品。
抹茶アイスとタイ・ミルクティーのアイス食べ比べもよかったでしすが、酸っぱいラズベリーソースと甘いパンナコッタは特に気に入りました。
まとめ:Copperはレベルが高く再訪に値するビュッフェ・レストランです
オープンして2周年、新鮮な食材とフレンドリーなサービスでかなりの人気を博していて、実際に2時間かけて家族3人でゆったり食事を楽しむことができました。
- 支払いを食事中にしないといけなかったこと(会計スタッフがたくさんの勘定書きを持って座席を回っていました)と、
- コーヒーがちょっと粉っぽかったところ
だけが残念でしたが、ビュッフェとはいえ料理をちゃんときれいに盛り付けてあるところなど、好感が持てるところがたくさん。
2時間って結構ありますし、お子さんから年配の方まで、自分のペースで食べることができるのがいいですね。

普通はビュッフェ・レストランに一回行き、お腹がはちきれんばかりになったら「もういっか」ってなるところ、ここは家族3人口をそろえて「また来よう」となりました。
ということで、バンコク中心部のホテルとはちょっと一線を画すビュッフェレストランのご紹介でした ♪
営業時間:
- 月~水:16時30分~22時30分
- 木・金:11時30分~15時、16時30分~22時30分
- 土・日・祝日:①11時~13時、②13時30分~15時30分、③17時~19時、④19時30分~21時30分
予算:大人=987バーツ、子供(身長90~120cm)=300バーツ、それ以下の子どもは無料
*1年有効のメンバーカードは699バーツで、食事代の割引(現金で食事代を払うと10%引き=888バーツ、誕生月は15%引き=839バーツ)またはフォアグラ、ロブスターなどの限定メニューが提供される。
住所:71/50 Borommaratchachonnani Rd. Arun Ammarin, Bangkok Noi, Bangkok 10300
電話:098 824 1800