
仕事の関係で、バンコクの北部に位置するランドマーク的存在のデパート、セントラル・ラープラオに併設されたセンタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオに宿泊しました。
センタラ系列のホテルと言えば、バンコクのど真ん中、パトゥムワン(伊勢丹)にあるセンタラ グランド アット セントラル ワールドや、パタヤにあるセンタラ ミラージュが有名で人気もあります。
ですが、ラープラオにあるこちらのホテルも、大手旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」から2年連続でエクセレンス認証(Certificate of Excellence)を受けており、さすが5つ星ホテル、ゴージャスな雰囲気で快適な滞在でした。
場所的にもけっこう穴場的なホテルなのではと思ったので、この記事では宿泊した時のレビューを書くことにしました。
コンテンツ:
センタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオはどんなホテル?
タイの流通大手セントラルグループの関連企業、センタラ・ホテル&リゾーツが経営する5つ星ホテルです。
セントラル・ラープラオというデパートに直結していて、ホテルの部屋から数分でショッピングセンター入りできます。
ちなみに、セントラルグループが最初に手がけたこのショッピングモールは、朝10時から夜10時まで営業しており、店舗数300、飲食店数90、さらには9スクリーン3,000席を誇る映画館で最新の大ヒット映画を観ることができる、バンコクでも随一の規模なんです。
ホテルにはフレンチ、イタリア、中華、日本、タイ、多国籍など8つのカフェ・レストラン(「萩」という日本食レストランあり)と、24階にはブルースカイという素晴らしい屋外テラスのルーフトップバーもあります。
センタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオへのアクセス
ドンムアン空港から15km、タクシーで20分、メーター料金の目安は180〜220バーツ
スワンナプーム空港までは33km、車で高速を使えば35〜40分、タクシー料金は350〜440バーツ
公共交通機関利用の場合、MRT(地下鉄)パホンヨーティン(Phahon Yothin)駅が一番近く、そこからスカイウォークという歩道を歩こと450m(約5分)。
MRTにたったのひと駅乗れば、チャトゥチャックマーケットに着きます。
なお、宿泊者はチャトゥチャック公園とマーケットまでの無料シャトルバスを利用できますので、運行時間等はコンシェルジュにお尋ねください。
センタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオの客室
ホテルの客室数は565。
今回は、デラックス・スイートが通常4,700バーツのところ、2,961バーツになるプロモーションを利用して一泊しました。
宿泊したのは15階の角部屋、1526室で、広さは45㎡。3人まで宿泊できます。
明るく居心地がいい部屋でした。
パーティションで仕切ることができる大きめのバスタブ付きで、身体を縮めたりせずにゆったりと湯に浸かることができます。
また、トイレ、シャワーブースは別です。
アメニティはシャワーブースにシャンプー、コンディショナー、ボディーウォッシュ、バスタブ付近にバスクリスタル、バスフォーム、ボディーローション、そして洗面台にはマウスウォッシュまで。
Lotus Flowerというブランドについて調べてみましたが、よくわかりませんでした(このホテルチェーン独自のブランドでしょうか?)。
バスクリスタルはデトックス効果のあるバスソルトということで、今回は使いませんでしたが「入浴を存分に楽しんでください」という心遣いが日本人には嬉しいところです。
湯上りにソファーでくつろぎながらビールをエンジョイしましたが、日中は窓際は暑かったです。
この部屋はウィパワディランシット通りに面していて、眺めは特にいいわけではありません。
それから、朝は道路を挟んで向かいのオフィスビルに朝日が反射して部屋に差し込んできましたが、おかげで寝坊せずちゃんと起きれたのでOKです。

湯沸し器やインスタントコーヒー、ティーバッグもそろっていてGood。
キングサイズのベッドの奥にある書斎スペースも、エグゼクティブ感たっぷりでよろし。

最後に、ベッドはマットレスが硬すぎず柔らかすぎずちょうどいい感じで、このように小学生がダイブしてもけがの心配はありません。

センタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオの設備
1983年の開業と歴史はありますが、2012年に全面改修が施されたということで、そこまで古めかしさは感じませんでした。
ロビーとフロント
明るく開放感のあるエントランス。
高級感のあるロビー&フロント

この左手奥に朝食をとるチャトゥチャック・カフェ(Chatuchak Cafe)があります。
中庭とプール
実はホテル滞在中には気がつかなかったのですが、このプール、ハート形をしています。
そこまで大きくはありませんが、私のような普段座ってばかりで運動不足のような人間が軽くカラダを動かすにはぴったり。

花びらが飾ってありいい雰囲気。
ホテル周辺は幹線道路ですが木々で覆われており、都会の中のオアシスのような感覚です。
タイ風のサラ(屋根付きの休憩所)。タイ舞踊のショーやグリル・バーベキューもこちらプールサイドで行われるようです。
フィットネスセンター
プールの隣にあり、朝6時から夜11時まで(土・日は夜10時まで)ワークアウトができるジムも充実しています。
16歳以下の子供は入室禁止ですが、プールで泳いだ後は受付の裏側にあるシャワーを使うことができます。

運動ができる格好をしていないと器具を使わせてもらえません。
センタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオの朝食
朝食は大型ホテルによくあるビュッフェ形式で、このChatuchak Cafe(チャトゥチャック・カフェ)でとります。
とにかくもう品数がめちゃくちゃ多く、できればぎりぎりの時間に来てブランチにしたいところです。
朝起きて初めて私の胃の中に入るのは、ジュースやスムージーです。
出来立てで程よく冷えていておいしい。
サラダや野菜、チーズも新鮮に保たれていました。
ここでぜひ食べてほしいのは、焼きたての自家製ベーカリーです。

クロワッサンやデーニッシュなど、頃合いを見計らって焼いたものが次々と補充されます。
ちなみにチャーハンなども、なくなりそうになったらその場ですぐ鉄板で作られていました。
息子も朝から食欲を発揮し、巻き寿司などを食べることができて上機嫌。
このように最高の朝食でしたが、とても残念だったことが一点。
コーヒーを頼むとこのようにドカッとポットで出してくれるんですが、これが思わず

「いったいなぜなの!?」
と口にしそうになるくらいまずい...
レストランの奥、ベーカリーコーナーの近くにあるこちらのマシンの方がいくらかマシで、食後のコーヒーを求める人のちょっとした行列ができていました(笑)。
私は朝9時から仕事だったので、7時半には食べ始めましたが、8時過ぎにはかなり混雑してきて、入り口で行列ができていましたので、もし予定が詰まっている方は早めに来ることをおすすめします。
センタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオの口コミ、感想とまとめ
冒頭のトリップアドバイザーのレビューを読んでもポジティブなコメントが大半で、大絶賛している人も少なくありませんでした。
ネガティブなコメントとしては
- スタッフの英語がプアだった
- 部屋が埃っぽくWi-Fiのつながりが良くなかった
- MRTの駅まで歩くのが年配の方にはきつい
といったものがありました。
私の個人的な感想は、
- ロケーション良し(ドンムアン空港から30分以内)
- メンテナンスもしっかりされている
- ジムやプールも完備
- バスタブが広くくつろげる
- 部屋を出て5分後にはバンコクでも随一の大型ショッピングモールに入店
- プロモーションでリーズナブルにグレードが上の部屋に宿泊できる
難点といえば、
- 朝食のコーヒーがおいしくなかったということと、
- チェックインが午後3時からと、少し遅めだったこと
です。
タイのホテルは、たいていの場合チェックインは午後2時で、しかも部屋が空いていればもっと前でも入れてくれるところもありますが、ここはチェックイン時間の融通はきかないようでした。
しかし、チェックアウト時間を追加料金なしで1時間遅らせてもらうことができたのは、とてもありがたかったです。

ということで、とにかくあまりあちこち動き回らずくつろぎたい人や、すでに観光でクタクタになって一日くらいいいホテルでからだを休めたい、という人にはにとってはとても居心地が良いホテルだと思います。
センタラ グランド アット セントラルプラザ ラープラオの予約
*私は公式サイトから予約しましたが、このように時期によってAgodaの方がお得な場合もありますので、お時間がある方は両方確認してみてください。