現地大学講師が発信する、タイ旅行&生活を楽しくするための情報。

タイのベストLTF(長期投資信託)の利回りと手数料の比較【2018年度版】

タイでは11月頃から、節税に有効なLTF(長期投資信託)やRMF(退職用投資信託)が様々なメディアでガンガン宣伝されています。

 

2017年からLTFを購入していますが、今保有しているファンド以外にも多くのものがあり、タイでの投資に俄然興味を覚えてきました。

 

私は今年度、2018年分のLTFはすでに購入済みなのですが、もうすこし利回りのいい(リターン率が高い)ものってあるのかなと考えていたところ、ちょうど「2018年に購入するべきLTFベスト12」という記事が目に留まり、その記事に載っていたファンドをいろいろ調べてみました。

 

タイで投資信託で資産を増やせないかとお考えの方に興味を持ってもらえたらと思います。

 

投資初心者はやはり低コストのものがいい

私は、2017年の末にとりあえず節税のためと、一気に15万バーツ分を購入してしまったのですが、やはり高値掴みとなってしまい、今の時点で 購入額の8%ほどの含み損 を抱えています。

参考記事:タイで節税対策!バンコク銀行でLTFを駆け込み購入しました

 

そこで、2018年はとりあえず手数料(信託報酬)が安いものを選び、ドルコスト平均法を用いて毎月一定額を購入してきました。

参考記事:タイの節税対策用 LTF(長期投資信託)の選び方と賢い買い方

 

この手数料の安いファンド、クルンシー銀行のKFLTF50は

  • 利回り:過去3年で12.57%、5年で6.87%、10年で13.65%
  • 手数料:0.7343%
 

となっています。

 

このファンド購入時には利回りのよいものを探すというところまで頭が回らなかったので、今回はその視点で調べてみようと思いました。

 

過去5年間で最も利回りが良かったLTF(2018年11月時点)

引用元はこちらになります。

 

ただし、利回りが良くても手数料があまりにも高かったらお得感は減ってしまいますので、この記事にあったトップ5のファンドについて調べてみました。

 

UOBLTF

UOB Asset Management が販売している商品。
  • 利回り:過去3年で11.13%、5年で7.22%、10年で11.44%
  • 手数料:2.64%
  • 投資方針:強固な経営基盤で、厳格なコーポレートガバナンスによって健全に運営され、配当金を出している企業のうち、比較的低評価の株式に投資する
  • 投資スタイル:アクティブマネジメント

 

MS-CORE LTF

Manulife(マニュライフ生命保険)が提供している商品
  • 利回り:過去3年で11.13%、5年で7.22%、10年で11.44%。
  • 手数料:1.45%
  • 投資方針:SET上場企業、特に上位50企業を中心に総資産額の65%以上を、残りは債券などに投資。
  • 投資スタイル:アクティブマネジメント

 

Phatra LTFD

Phatra Asset Management が販売している商品。
  • 利回り:過去3年で9.95%、5年で7.01%、10年で14.27%。年2回の分配金があります。 
  • 手数料:1.27%
  • 投資方針:総資産額の65%以上を上場企業の普通株式に投資または保有。デリバティブや仕組債には投資しない。 
  • 投資スタイル:アクティブマネジメント

 

P-LTF

Phillip Capital (フィリップ証券)が販売している商品。
  • 利回り:過去3年で5.97%、5年で5.96%、10年で11.60%。
  • 手数料:1.912%
  • 投資方針:安定した経営基盤の企業または高成長している企業の株式に投資。 
  • 投資スタイル:アクティブマネジメント

 

MV-LTF

MFC Asset Management (1975年に設立された、タイで最初のミューチュアルファンドの会社)の商品。
  • 利回り:過去3年で7.91%、5年で6.02%、10年で12.25%。
  • 手数料:1.78%
  • 投資方針: 総資産額の65%以上を堅実な経営の企業および成長企業に投資。投資管理の効率を高めるため、ヘッジ付きまたはデリバティブ取引をすることもある。
  • 投資スタイル:アクティブマネジメント

タイのLTFで利回りがいいのはすべてアクティブ型で、手数料も高め

こうしてみてみると、利回りがいいものは手数料が1.27~2.64%まで、結構割高なのがわかります。

 

それもそのはず、上のリストはトップ5のみですが、記事中の12のファンドすべてを調べてみたところ、すべて投資スタイルがアクティブ型でした。

 

しかも、最初の年に購入したバンコク銀行のB-LTFというファンドもアクティブ型で、手数料が1.7944% ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

無知でよく調べないとこうなりますね。しかし、この利回りベスト12のリストの7位にランクインしていたのがせめてもの救いです。

 

少し説明を加えると、パッシブ型というのは市場平均(SET50指数)に沿ったファンドを組み入れて運用されています。

 

それに対して、市場平均を上回るリターンを目指すアクティブファンドは、50社の中でも大きい利益が出そうな株を徹底的に調査し、その中のいくつかに絞り、刻々と変わる情勢に合わせながら頻繁に売買をします。

 

そのため、アクティブファンドは企業の業績調査やタイ経済の動向などを分析したりする作業が必要になり、運用コストとしての信託報酬料が高くなります。

 

さらに、世界的に見てもパッシブ型の方がアクティブ型の成績を上回ることが多いのが実情のようで、運用利益とコストを差し引くと、パッシブファンドの方に軍配が上がってしまう、ということです。

 

しかしタイの投資信託では、このリスト上位のファンドを見る限りそれなりの運用成績を上げているようです。

 

さすがに手数料2.64%は払い過ぎだと思いますが、たとえばPhatra LTFDのようにこのリストの中でも手数料が比較的安く、長期で好成績のアクティブ型を組み入れれば、市場平均以上の資産増が狙え、分配金も年に1~2回でますので投資のいいモチベーションにもなるのではないでしょうか?

 

まとめ

まとめますと、

  • いまさらですが、LTFやRMFなどの投資信託を購入する前にかならず1)信託報酬などの手数料、2)投資ポリシー、3)過去のパフォーマンスに目を通す
  • 世界的には投資信託は手数料の安いパッシブ型の方がアクティブ型の成績を上回ることが多いが、タイのLTFではアクティブ型の方が運用成績が良いようので、手数料を差し引いてもパッシブ型を上回れるかもしれない
  • 長期で好成績のアクティブ型をポートフォリオに組み入れれば、市場平均以上の資産増が狙えるかもしれない

 

2019年度以降の減税措置についてはまだ不透明で、延長された場合でも現行の条件やポリシーが見直され、減税率も下がる可能性があります。

 

最後に、この情報は執筆時のもので、過去の運用成績が良かったからといって今後もうまくことが運ぶ保証はありません。

 

また、すべてのFund Fact Sheet(ファンド詳細)に書いてありますが、投資信託は預金ではなく、元本保証も利回り保証もありません。投資は自己責任でお願いいたします。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

Twitter でフォロー

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

スポンサーリンク