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タイでお腹を壊したら、薬局の薬だけで回復できるのでしょうか?

タイ飯を食べてお腹を壊してしまいました。

 

初めて来タイした日の夜のグリーンカレー、10年ほど前のムール貝以来3度目です。

 

原因は、夕飯の激辛ガパオ・ヌア(牛肉のバジル炒め)。

 

いつもは唐辛子を丁寧に取り除けるだけ取り除くのですが、とても空腹だったので面倒でそのまま食べてしまったことと、食事を人に頼んで注文し、持ってきてもらったものをすぐに食べなかったのがよくなかったかと。

 

幸い嘔吐はなく、家族は出かけた後だったのでなんとか起き上がって近所の薬局 ขายยา(カーイ・ヤー)へ。

 

ここで薬を買ったわけですが、私の軽い食中毒は市販の薬で治ったのでしょうか?

 

深夜0時頃、就寝するときにはなんとなく胃のむかつきを覚えていたのですが、気にせずそのまま寝てしまいました。

 

ところが、翌朝5時頃から胃がムカムカして鈍い痛みを感じて目が覚め、それからトイレとベットを3往復。

 

そのことをおばちゃんに説明して、数種類の薬をすすめられて買って飲んだのですが、どうなったかというと...

 

あっさり直ってしまいました。本当に怖いくらい...

 

タイの薬局で購入した薬

以下の薬は薬局で症状を説明し、どうしたらよいか対処法を順序立てて聞いた上で購入したものです。

 

①イモディウム

Imodium(Loperamide HCI 2mg)

使用用途:急性の下痢の治療
服用量と方法:

  1. 大人は初回2カプセル服用後、もし便が柔らかいようだったら6時間おきに1カプセル
  2. 1日に8カプセル以上服用しないこと(←誰がそんなに飲むの?)
  3. 12歳以下の小児および高齢者は服用禁止
  4. もし48時間服用しても効果がなければ医者へ

値段:6カプセル入りで49バーツ

 

Imodiumはいわゆる下痢止めで、日本ではロペミンという名前なんだそうです。

 

私は1錠で効きましたので服用を止めましたが、あとで調べてみると薬効成分は1錠あたり日本の倍量で、2回分を1回で飲んではいけないという記述が...

 

副作用としては、発疹、腹部膨満感、腹部不快感、吐き気、腹痛などがでる可能性あります。

 

とりあえず、これで下痢をストップさせる、ということです。

 

②ノルキサシン

Norxacin 400mg

使用用途:主に尿感染の治療が目的だが、幅広い細菌を殺す抗生物質 
服用量と方法:12時間ごとに1錠を3日間、食事前1~2時間前に。十分な水分をとっておくこと。

値段:8錠で45バーツ。

 

箱に服用方法のメモを貼ってくれたのですが、この薬屋さんのおばちゃんの説明では「一日2回、朝食と夕飯後に1錠ずつ」とあります。

 

この薬は抗生物質で、これで体内の細菌を殺します。

 

③ウルトラカーボン

Ultracarbon x (Medical charcoal 250mg)

使用用途:消化管に過剰なガスがたまっている状態、食中毒、薬物中毒、下痢。 
服用量と方法:症状に応じて一回3錠を一日3~4回、空腹時に砕くかそのまま水で服用する。

値段:10錠で50バーツ。

 

これは文字通り「炭」なのですが、体には無害の活性炭が、毒素を便と一緒に自然に体外に排出するのを手伝ってくれるそうです。

 

④オーアールエス

ORS Powder 7.5g

使用用途:水分補給。 
服用量と方法:250mlの水に溶かして飲む。

値段:

 

経口補水液。下痢による脱水症状を抑えるため、塩とブドウ糖を混ぜてあり、水に溶かして飲みます。

 

これは、日本でもご家庭で夏場に熱中症対策で作られている方も多いと思いますが、水(500ml)、砂糖(大匙1)、食塩(小さじ1/4)でできます。

 

レモンなどの柑橘系果汁を入れると飲みやすく、疲労回復度や体内への吸収速度が高まるそうです。 

 

薬局での服用の指示

以上の服用量と方法についての説明は、それぞれの薬の説明書にあるものですが、薬局では

  • ①のイモディウムと②のノルキサシンをまず服用し、
  • 2時間空けてから③のウルトラカーボンを、
  • ④のオーアールエスは必要に応じて、

と言われました。

 

下痢は止めないほうがいい?

後日、かかりつけのパヤータイという病院の内科医に聞いたところ、

  • 基本的には、軽い食中毒などの場合は、からだが生理的に細菌を排出しようとしている証拠なので、下痢は無理やり止めない方がいい
  • ストレスや睡眠不足、エアコンなどによる冷えなどが原因の場合は薬で止めても差し支えない

との見解でした。

 

ですが、仕事中や旅行中など、頻繁にトイレに行くわけにいかないときもありますから、これは時と場合によるかと思います。

 

日本には突然の下痢を抑えてくれて水なしで飲める薬があって助かりますね。タイにもマツキヨが進出しているので売り出してくれるとありがたいのですが。

 

少しの絶食と水分補給

さて、2日目にはちょっと頭がくらくらするくらいでほとんど回復できたのですが、大事をとってとりあえず胃を休ませようと思い、一日食事を抜き水分だけ取っていました。

 

そして、外務省やインドネシア大使館などのHPにも「水分補給にはココナッツジュースがよい」とあるので、私もコンビニで果汁100%のを買ってきて飲みました。

 

生のを市場に買いに行ければよかったんですが、とてもそんな余裕はなくて。

 

また、ヨーロッパで教わったんですがコーラなどの炭酸飲料もいいですよ。

ちょっと調べてみたら、「スプライト+塩」なんというブログ記事もありました...

 

もちろん、冷蔵庫でキンキンに冷やしたものはダメですので、常温に近いもので我慢、ガマン。

 

タイの薬局で自分で薬を購入するときの注意点

今回のように、やむを得ず自分でタイの薬局に駆け込むときもたまにあるかと思いますが、いくつか注意点を挙げておきたいと思います。

 

抗生物質

抗生物質は決められた量と服用のタイミングをちゃんと守り、最後まで服用しないといけません

 

自分の判断で途中で服用を止めてしまうと、体内の細菌に耐性ができてしまい、また飲んでも薬が効かなくなってしまう恐れがありますので、もう治ったと思ってもしっかり飲み切ってください。

 

服用方法の相違

次の注意点としては、薬局の調剤師さんの説明と薬の服用説明書の記述内容が一致しないことが多々あります。

 

個人的には、最初は体がきついので薬局で指示されたとおりすぐに服用しますが、少し落ち着いたら説明書を読んでそのとおりにしています。

 

薬の説明書が英語とタイ語

これらの薬は海外の製薬会社の監修のもとタイで製造されており、だいたい説明書は英語とタイ語の表記となっています。

 

できれば服用量と方法を確認できた方が好ましいです。

 

薬は必要なものを必要なだけ

タイでは気軽に薬が手に入り、私の周囲のタイ人も何かあったら我慢せずすぐ薬を飲む人が多いですが、薬局の販売員はあなたの症状を聞いてこれがいい、あれがいいと選んでくれる人で、どれを買って飲むかの選択は私たちがします。

 

食中毒のつらさは私も経験しているのでわかりますが、まず症状を説明し、どうしたらいいか話を聞いた上で対策を立てて薬を購入してください。

 

症状を説明するときの言葉の壁

私が行くようなタイのローカル薬局はタイ語オンリー、デパート内にあるWatsons、Boots、マツキヨのようなドラッグストアでは、運がよければ英語が通じます。

 

海外にいても言葉さえなんとかあれば、病院にいくべきか市販薬で様子をみても大丈夫か相談に乗ってもらえるんですけどね。

 

ちなみに、バンコクとシーラチャーには日本人スタッフが常駐している薬局があります。

 

まとめ

というわけで、今回の私のケースような軽い食中毒なら、薬局で合計150バーツ前後の薬を買って服用すれば回復することができます。

 

このような場合では社会保険を使って民間の病院で長く待つ必要もなく、高額なプライベート病院に行く必要もありません。

 

しかし、今回のような処置は、できれば地方を訪れている時とか、緊急のときだけにとどめておきたいものです。

 

薬の服用は必ず説明を読み、理解したうえで自己責任での服用をお願いします。

 

最後に、タイでは乾季で気温がさほど高くない時期でも、食べ物は思いのほかすぐに傷んでしまいますので、そのあたりも気をつけて、どうか快適な日々をお過ごしください!

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プロフィール

バンコク郊外の大学講師

念願だった東南アジアでの教職を得て、なんとなくタイに移住した形となり15年。

このおおらかな国で、人を育てるというやりがいと責任ある仕事、そしてとても貴重な経験をさせてもらっています。

タイにお住まいの方やこれから来られる方に、楽しくお役立ち情報を提供できればと考えています。

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